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2005/07/29(金)
恩師の墓参り
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今日、お客様を迎えに行く街には、私に仕事に対する自分の向かい方を厳しく教えてくれた恩師の墓がある。若くして病死された会社のトップ的存在だった親分肌の恩師。
何人の上司が恩師を怖がり、仕事を回してきたかを自分の目に焼き付けてきた。 カッコイイ上司だと思ったし、真面目に取り組む熱い奴ばかりがその恩師の身近に集まっていた。
頭をかなり明るい茶色に染めていた頃、大手メーカーとの打ち合わせに出張に行く前日に、こんな言葉を恩師から言われた。
『明日の打ち合わせには〇〇が行くだな。月どれくらいの売上がある仕事を取りに行くか分かってるんだろうなッ! 他社は必死に取りに来るぞッ!! 〇〇がその頭(髪の色)で仕事を取ってこれたら、〇〇も対した男だと祝いしてやるわ★』と。
自分はその言葉の重さを十分に受け止めていた。 出張前夜に自宅で、茶色の髪を黒に染めた。
出張出発の朝、恩師に挨拶に行った。恩師は私を見て優しい瞳で出張をこの言葉で見送ってくれた。
『おッ! 髪染めたんだ。製造工程や能力に問題は無いし、企画書と見積書も今日の〇〇が話せば通るから、検討祈るぞ!!』と。
約4年間の製造品の仕事は後日案内されうちの会社で取れた。凄く嬉しかった。
で、恩師に感謝してる。仕事をナメて掛かると自分が痛い目に遭う事を。髪を染めずに打ち合わせ交渉に出たら、仕事は取れなかったと思う。 この他に沢山の事を教えて下さった私の中での恩師。
この街に来る度に、墓参りをしている自分。真夏日の下、一人も居ない墓地に手を合わせ沢山近況を語って来た。
さて今日会うお客様には一生懸命な思いだけを伝え様と思う。
【添付画像】は、普段は日本海さえ見る事の少ない太平洋側のお客様に、『日本海ミュージアム 海王丸パーク』に短い時間だけ時を楽しんで頂いた。
お客様は楽しむ以上に感激された。
恩師がどこかから私の仕事を見てらっしゃる気がした。『まだまた〇〇は甘いなぁ〜』と言ってるだろうなぁ〜多分、恩師は★
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