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2005/09/28(水)
ヒッチハイクの彼から学ぶ
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今朝、福井県の敦賀市から出発したヒッチハイクの学生(24)の彼。 そんな彼を初めて見たのは、福井県武生市の国道8号線だった。
最初は、『やってるなぁ〜』と対向車線から眺めて、仕事先へ向かった訳だが、仕事を終えた夕方に福井市へ向かってるとまたその彼を発見した。鯖江市から福井県に入ったところだった。
正直、夕方まで誰一人乗っけてくれなかったんだぁ〜と思って、顔だけしっかり見て、「加賀」の看板を持って歩く彼を通り過ぎた。 正直、俺も冷たい奴だなぁ〜と思ったけど、19歳の頃、外国人の男性ヒッチハイクを乗っけた時に味わった不思議な時間をまた再現出来るかも!と思って通過した。
全く怪しくはないイケ面の彼だった。でも危険が潜むかと注意をやはり払わなければならない。
用事を済ませ、国道を走るとまだ彼は歩いてた。乗せようか? 一度、金沢市の友達にメールしてもみた。やはり人の意見も必要だと思ってだろう。
悩まず乗せた。彼は自分の身の証明(函館出身)と、ヒッチハイクの目的(学生休暇中に北海道⇔九州の日本一周)をすぐ教えてくれた。「OK」を出して最終的には富山県小矢部市で降ろすつもりが、今晩の最終目標地が新湊市と分かり、真っ暗な国道沿いで降ろすのも・・・と思い、目的地の新湊市まで送った。
帰宅路はいつも疲れが軽く残るのに、今晩はあっという間に新湊市まで着いた気がした。それは彼の話から学ぶものが多くあったからだ。新鮮な時間だったかも!?
彼の足元にずっと1本のタオルが無雑作に置いてあるので、気になってた。 もし!!の時を考えて、護身の戦略は自分の中では出来ていたが、彼に質問をしてみた。彼の口から同じ答えが返ってきた。 『僕、カンフーやってまして、ナイフとか凶器が出てきた時の事を考えての護身用です。どうやって武器を取って護身するのか、教えてあげましょうか!!』と言われた。 そっかぁ〜お互いまだ心を開いてないんだぁ〜、でもその話し後はかなり打ち明けて盛り上がった♪
彼はタイ生まれの事も、両親の事も。スキューバーダイビングを10歳からやっていて、自然のイルかの習性とか、カレーの作り方とか(本人、就職先も決まっており、調理師で来春から働くので)・・・。
彼は10万円持って北海道を出発し、一日200円でヒッチハイクしてた訳だが、大阪の三ノ宮の駅で、寝てる間にバックを盗まれて今、手持ちは12円だった。ナント・・・。 最悪だったが、今後のイイ経験をしたのでは!と、本人も自覚してた。 お金は僅かでも必要な為、新潟県に着いたらアルバイトする計画だとか。
でも道中、彼はやけに地理に詳しかったので質問してみたら、日本一周はこれで3回目なんだって。ヒッチハイクは2回、バイクは1回。で、ヒッチハイクは1ヶ月間内で周る事にしてるそうです。
『どんな人が乗っけてくれてる?』と、自分自身も確かめたくて質問したら、若いお姉ちゃんから、○ク○の組長まで乗っけてくれるんだって・・・組長までぇ(汗)
だからどの人が乗っけてくれるとか、人は見掛けによらないと言ってた。確かにそうだ。最近、故障してるクルマを助けてやった時も手も貸してくれた2人はヤンキー系だった。又、横から入って来たいクルマを入れてあげると、ヤバイー系は手を揚げたり、ハザートを挙げて御礼してくれる率が高いが、おばちゃん系は当たり前みたいに入って来て、御礼の合図もしてくれない率が高い。
身なりだけでは人は判断出来ないからねぇ〜。
一日中、歩き放しの日もあれば、何回も乗っけてくれる日もあり、今日は敦賀市から夕方まで歩き放しだったので、最悪の日になるかと思ってたところだったとか★
3回の日本一周は、往路は太平洋側、復路は日本海側と決めて周って来たとか。 その訳は、疲れが出てる復路で、綺麗な景色が多く観られる日本海側を歩くと疲れが癒されるそうだ。納得!!!
ヒッチハイクの相手を選ぶには、第一印象は避けられないと思うから、その点は慎重に視る目と自分の感性を信じるのみかも! その能力を高めるにはやはり経験の積み重ねなのかもねッ!!
しかし彼を降ろしてから、ずっと自分のクルマが見えなくなるまで、お辞儀してくれた姿を見て、特別にイイ時間を彼から貰った気がして、今晩はぐっすり気持ち良く寝られた。
ガンバレ!!! 次は距離が長〜〜〜い、新潟県だから☆
“何千人か何万人に1人しか乗せてくれない運転手に今日、自分がなってるのは貴重な人間と時間なのかも! 人がやらない経験を一つでも積みたい願望がやはり自分の性格にある事を、今日も把握出来たし、まず実行して良かったと思う”
※ これも相手が良かった場合の話し
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