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2006/10/11(水)
女の涙
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今日は支社の表彰式を簡単に行なった。OPENして約2ヶ月間、とにかく勤勉さと努力する人、そして協調性のある人材が一人でも多く欲しいのがやまやまだが、面接ではそこまでは見抜けない。 今は私は面接担当は全くをしてないが、面接の時は相手の瞳を見る。要は、瞳が輝いているか、曇っているかだ。 この2ヶ月余り、そんな中で選ばれたメンバーが今はこのオフィスで働いて居る。
表彰者からのスピーチでこんな言葉があった。 『この職場で皆と働く事が私、嬉しいんです。会社に出社する時、今まで味わった事のない楽しさがあるんです。これも皆さんのおかげです。これからも頑張りますので宜しくお願いします。』
もう一人はこんなスピーチだった。 『8月一番成績の悪い私を、社長さんはじめ・・・皆がサポートしてくれて、私はその感謝を恩返しするだけで頑張って来ました。自分の潜在能力を開花させてくれる様な会社に居て、これからまだ迷惑掛けるかもしれませんが、今月ももう中盤ですが頑張ります。』
ちょっと嬉しいスピーチだった。
その表彰式が終わった後、みっちり2時間の勉強会を行なった。 内容の濃い勉強会だったが、勉強会の途中で涙ぐむ従業員(主婦)が一人、座って居た。 その涙ぐむ従業員に対して勤務中は、管理職からのサポートを敢えて一切しなかった。その訳はこのオフィスで働く同じ立場の仲間が、こう言う場面でどう?協調性を持っているか見とどけたかったからです。
16:30までずっとオフィスに居た私は安心した。リーダー的・姉さん役の従業員が休憩時間にサポートしてた。 又、昼食時間、穏やかな澄んだ空気に変え様と、音楽担当の従業員が音楽を“スピッツ”に変えた♪ イイ仲間だと思った。
とにかく質問が多く、賑やか過ぎる従業員を悪いが、ウザイ★と思う事も時々ある私だが、それはビジネスが上手く回ってない時の自分のわがままだと自分は分っている。
従業員と言っても、家へ帰れば子供もいらっしゃるお母さんであり、妻でもある、一人の女の涙・・・。 その彼女が頑張ってくれてるだけ、周りは気にしてた半日だった。
そんな中、帰り際に私から一言、彼女に励ましてあげて欲しいと、ある方からお願いされた。自分が・・・?
彼女は明るい表情でタイムカードを押して、挨拶して帰ろうとした瞬間、彼女の肩をポンポンと叩いて呼び止めた。 勉強会の真っ最中に流した涙については聞かなかったが、一言だけ励ました。彼女は私にこう言った。 『皆、一生懸命教えてくれるのに、自分はどうしても上手く出来なくて。出来ない自分が悔しくて、悔しくて・・・。』
その言葉は同じ立場の仲間には誰にも漏らさなかった言葉だった。その言葉を聞いて自分は安心した。“出来ない自分が悔しくて、悔しくて”と考える従業員は伸ばしてあげる要素が高いから!
彼女はその言葉を口に出した瞬間にまた涙ぐんだ。今日、彼女の涙は2回目・・・。
この悔しさを乗り越えてくれる従業員かどうかを黙って管理職は明日からも見るだけ。
涙ぐむ女にハンカチをそっと出そうかと・・・そんなスケベ感情丸出しで、勘違いされる行動は立場上、出せない。 (本社のあの社員に絶対、このエロジジイが!!!がと、この場面なら奴なら言いそう)
男の涙はバカげた事をやった時に流す光景をよく見てきたが、女の涙って、意味深・・・。
とにかくサポートするのは協調性も持ったオフィスの仲間。 そんな一日を静かに終えた今日でした。
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