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2008/02/24(日)
高波押し寄せ4分前とも知らず撮影してたら
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富山県入善町芦崎・・・私のお客様の施工物件2件ある地区にて強風による津波発生★ その高さ最大8mに達する高波。テトラポット崩壊、家崩壊、200棟以上の海水床上・床下浸水、軽四が流されてる災害をラジオで聞き、クルマで15分の距離に居たので、心配となり迷いなく現地へ走ってみたら・・・唖然とした災害状況。 【添付画像】をご覧の通り、悲しい状態。
施工状況に問題発生ないかと確認出来る範囲で確かめたかったのと、その家族も心配で完全防備で近付いてみた。 当然、住民は危険を感じ、マイクロバスで更に200m遠方の避難場所へ移動。テトラポット近くの海岸沿いにて、撮影して居るのは実は私一人だけ。
海岸道路に沢山のバスケットボールくらいの石が! 実はこの高波で防波堤を越え、飛ばされて来た凄さを実感したし、かなり寒かった。
そこへ消防士が私を発見し、危険を知らせる。
『おーい、高波寄せてくるぞーーー!!! すぐ避難しろーーー!!!』
マジ!!! 私は逃げ去る関係者や住民とは反対方向に走り、高波が押し寄せて来る防波堤を一度自分の目で確認しながら、一気に逃げました。 時間16:22・・・新たなる高波が防波堤を飛び越え、住宅側へ海水が流れて来ました。
Blogをカキコしてあると言う事は、自分は助かってるって事です。
状況を逸早く伝え様と、ジャーナリストの流れでいるのか? 怖いと思ってない自分自身の性格が一番危険と思うくらいだった。 高波が防波堤を越え、家と家の間から凄いスピードで波が押し寄せてくる恐怖の状態も撮影したら一気に陸上部で鍛えた足で逃げました。
でも海水のスピードの方が夜予想以上に速いので、今度は高台を見つけてとにかく登りました(汗) 海水が引いて落ち着くまでその場所でジッーとしてましたよ。
妻と娘は安全な場所にクルマを止めて私の帰りを待ってましたが、更なる高波による海水浸水が近付いて来るので、住民が皆、クルマで逃げたそうで、当然、妻も娘も私を浸水深い現地に置いて即逃げました。 で、妻から電話が掛かって来ました。 『大丈夫!? 私たち逃げるから健闘祈る・・・』 ハッ??? 何て薄情な奴らめ!!!
意地でも生還して奴らの前に登場してやる!!!
現地で撮った様々な映像を後から妻と娘に見せたら、余りに悲惨な現地の状況に自分が居た事に驚いてました。
今回の自然災害に依る被害を受けた方々、かなりショックでしょうが、気力を落とさず、復帰に頑張って頂きたいと思います。 又、私のお客様には今日会えませんでしたが、施工点検の段取りはしましたので、こちらも出来る限りの力になります。
■詳細記事↓ http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080225/10298.html
PS:入善、黒部地区での高波被害について、富山地方気象台などは「富山湾特有の寄り回り波が原因」と分析。強い冬型の気圧配置の影響で、日本海北部で発生した高波が南へ伝わって巨大な破壊力を持つ「寄り回り波」が発生、富山湾で朝方吹いた北西の風の力が加わり、波が高くなったとみているそうだ。予測は難しい現象とか・・・。
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