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2011/05/05(木)
戒壇めぐり
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毎年落語をさせていただく善光寺京都別院得淨明院。
この季節は早咲きの菖蒲を見ながら御抹茶を頂き、珍しいのが戒壇めぐり。
本堂の隅には地下に降りる古めかしい階段。
お堂の下が口型の通路になっており、一切の光を遮断してある。
いわば完全に暗闇の世界。
右手で壁を伝いながら、手の感触だけを頼りに本堂下を一周する。
光も音も無い世界。
御本尊の真下に到達すると戸はありませんが錠前が吊るしてある。
その鍵に触れて少し進むと、うっすら出入り口の光がさす。
不安な暗黒の世界を探り探り進み、御本尊の真下の鍵に触れ光明が差すまでの過程で自らを戒めるという行の一つらしい。
御庭では一初の菖蒲を見ながら、お盆に乗っているのが菖蒲の柄のせん茶器と大根のシャーベット。
味は衝撃の甘い大根おろしのデザート。
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