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2011/07/17(日)
祇園祭 月鉾
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晴天に恵まれ、日曜日と重なったこともあり今年の山鉾巡行には20万人の人出があったという。
私は友人のユキザネさんと一緒に重さ12トンという最大級の鉾・「月鉾」を牽きました。
鳴り物方が乗り込み、50人で牽くと思いのほか軽く動き出します。ところが京の街は東と北に緩やかな勾配がついている。前テコを噛まして方向を変えようとすると重さに耐えかね鉾が止まってしまう。
四条河原町での辻回し。1回目で30°北に方向転換したあとの2回目。50人の男衆が力一杯横向きに牽くがビクともしない。二回失敗して三回目で漸く60°まで動いた。綱の角度次第で12トンの巨体はあんなに動かないものなのか。
観光客は込み合う四条通りや河原町通りでご覧になっておられるが、牽いた感想を言うと一番の穴場は御池新町の辻回し。
新町通りは車一台通るのがやっとの道幅。辻回しを終えた鉾は少し段差と起伏のある御池新町で思うように動かない。岸和田の「だんじり」の様に家屋の軒に鉾の屋根をぶつけそうになり、25メートルの高さの真木に付けてある榊が電柱を擦りながら御幣と共にちらちらと降ってくる。道幅の狭い分、観客の目の前を2メートル近い車輪が新町を下る。
祭りを終えて帰ってから、どうやら軽い熱中症にかかったみたい。足が棒というのもボクシングをしていた時以来かな?
これに比べれば天神祭の船渡御はパラダイスだ。
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