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2004/03/11(木)
Hubに欠陥あり
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遂に発表されたかという感じです。三菱ふそうはフロントウィールハブの強度不足を認めリコール(回収)する事になりました。ハブ(こしき)というのは何なのか。タイヤと車軸(ナックルスピンドル)をつなぐ金属部品と新聞には書いてありました。車輪の中心部には穴があいてます。その穴に車軸を入れるのです。軸がはまるところですわ。管理人は以前自動車業界にいました。トラックの前輪が外れるという事件はよう聞きました。たぶん整備不良だろうということで終わってましたが。車軸とハブとは直接接触はしません。ボールベアリングが間に入ります。ハブの内側と外側に(両サイドに)ボールベアリングがはまっています。内側ベアリングと外側ベアリングとは少し離れています。車軸にハブをさしこんでハブナットでとめます。整備不良となるのは、1、「ハブナットの締め付け不良。」2、「ボールベアリングの不良。」3、「ベアリンググリースの不良。」4、「車軸つまりナックルスピンドルの不良。」など。一番難しいのはハブナットの締め付けですわ。検査員もしくは工場長がこのハブナットの締め付け後の検査を必ずします。締め過ぎたらベアリングは発熱し、最後には熔けてロックします。で、ベアリングは分解されハブはがたがたに・・・。整備する人はこういう結果を想定します。しかし、ハブの強度が設計よりも低かったら、これは整備不良ではなく、リコール対象の、欠陥ですわ。ちょっと気の毒なのは軸荷重オーバーですわ。最大積載量をオーバーしている車がほとんどですから。ブレーキも効きにくいし、ハブの負担も大きくなる・・・。警察は裏金つくりで忙しいんでしょうな。街頭検問で積載量オーバーしてるの片っ端から捕まえる気がないのかも。
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