|
2005/04/30(土)
TV番組 NHK specialについて
|
|
|
昨日のスペシャルはどことなくすっきりしませんでした。JRを援護しているような感じを受けました。
ATS-Pを導入してれば事故は防げた筈です。コストが高くつくから導入が遅れたような言い方でした。
JRの経営優先の考え方では事故は起きて当然でした。人間は必ずミスをするものです。
ですからそのミスを如何にしてフォローするかにかかってきます。ATS-Pが高コストであろうがなにがなんでも真っ先に導入すべきとは思わなかったのでしょうか。
運転士が前夜11時まで勤務した後の、いわゆる夜勤明けの短時間の休眠しかとれていない状態で翌日6時からの勤務に入ったという。労働者の働く環境がどうであったのかという観点も抜けていました。
単純計算では次の勤務まで7時間あいています。この運転士はおそらくJRのどこかで睡眠をとられたんだと思います。
JRは7両の電車を動かす前に点検をすることを義務付けていました。(私鉄では保守点検は別の人間がする。)ですから、4時間くらいしか寝れてない筈。
しかも途中駅で運転席が前後入れ替わる為の準備もしなくてはならなかったそうです。これではレストルームに行く時間もありません。
こういう過酷な労働を強いていたJRの労務管理体制にメスを入れない限り事故はなくならないでしょうね。
出演していた評論家の先生方も【職を失う】かもしれないので深く追求できないのでは?。
オーヴァーランの距離は、TVに出ていたある乗客の話だと、【3両目】まではみ出てたそうです。ということは1両約20mとして
【60m】オーヴァーランしたことになります。
こんなにオーヴァーランしたのは運転士が朦朧状態か、もしくは、居眠りしてしまったからに違いありません。
現役運転士さんの貴重な核心を突く話(管理人は民放で観た。民放は全部放映しました。)は肝心なところがカットされしりきれとんぼの訳が分からないないような語り口にされてしまってました。
けしからん!!。これじゃ、従軍慰安婦の番組の時と同じです。NHKはJRを擁護する為にこれを作ったんでしょうね。放映前にJRに見せて中身を改ざんしたのかもしれません。
何故? 旧国鉄時代の2人乗務を止めたのか?止めたんならそれをフォローする為には何をしなければならなかったのか?。そういう論議をして欲しかった。
極端な場合、突然死とか何かの発作とか不測の事態に備えることが出来る、【ATS-P】を導入していたら、こんな惨事は起こらなかったのです。
JR批判を極力避け、一般論的な話のしめくくりをして、観ている管理人にとって、消化不良のまま終わった番組でした。
|
|
|