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2004/12/15(水)
言葉
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先日、チャットをしていてHPを運営している方と、HPについての話になった。
わたしのHPは見ればわかるように、まず発信ありきで作り始めたので、 明確なビジョンにしたがって作っているというものではない。 まぁ、個人HPなので、さほど気にはしていない。
しかし、ネットが身近になり、驚くほど接することのできる情報量が増えた。
子供の頃、親にわからない言葉を聞くと「辞書をひきなさい」といわれたものだが、現在検索欄に文字を打つ込むと、膨大な量の答えが提示される。
それさえも考えてみると、日本語のみである。
現在、地球人口は約60億。 HPの総数は70億程度といわれている。 おそらく、その中の日本語サイトは5パーセントはあるまい。 英語を身につければ、今の数十倍の情報の海が待っている。
いま英語は、母国語あるいは公用語として7億5000万人がしゃべり、 さらに10億人が学んでいる。 2050年には世界人口の半数が英語をたっしゃにあやつるという説が英国王立協会の発表にある。
ビジネスでも主役は英語。 企業で使われる言葉と総売上高などに注目して換算した英語の経済価値は、5兆4550億ポンド。 日本円にしておよそ1000兆円だとか。 日本語の経済価値はそれについで2兆9600億ポンド、ドイツ語が1兆7140億ポンド、スペイン語が1兆2490億ポンド。
とはいえ、普及した言語はまた分解の危機も抱える。 英語も変種に分かれ、互いに理解不能になる可能性があると、言語学者は指摘する。
言葉は、日々うつろう。 いま口にしているひとことは、このひとときのいのち。
人も思いも世の中も、今日とはほんの少し違う明日があり、消えていく言葉がある。
今日の気持ちは、今日のうちに伝える、今日の言の葉にのせて。
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