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2004/12/17(金)
1995/1/17
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本日のタイトルの数字。 いうまでもなく、阪神淡路大震災である。 あと1ヶ月で、10年になる。
関西出身の友人と下北沢のお好み焼き屋に行った時、 友人と店員が会話の中でお互い関西人とわかった際に、 「おにいちゃん、どこ?」 「神戸です」 「ほーか、わし、大阪。震災の時はあっちにいたん?」 「はい、ひどかったですね・・」 「そやな・・」
横で聞いている私はずっと東京住まいであり、彼らが交わしている会話の真のニュアンスは理解できないだろう。
何千人もの人々が建物の下敷きになり、何万件もの家が焼けたことだろう。
10年になる今でも、朝テレビをつけて見た高速道路が倒れている姿、 空襲でも受けたように立ち上る煙を忘れることは無い。
先日は新潟でも震災があり、北海道でも地震が多発している。
私の住んでいる首都圏もいつきてもおかしくないだろう。
今月15日の中央防災会議の発表によると、首都直下で地震が発生した場合、 最悪のケースで死者は東京、神奈川、埼玉の1都2県で約1万2000人と、阪神大震災の2倍に上るとしている。
建物被害は8都県で約85万棟、鉄道などが止まり自宅に帰れない帰宅困難者は、日中では650万人に上る見込みだという・・・。
私の場合、姉夫婦も都内に住んでいる。甥や姪も幼い。 有事の際の待ち合わせ場所は、第3候補まで決めてある。 しかし、新宿や渋谷の繁華街を抜けて助けに行くのは容易ではあるまい。
甥たちの顔を思い浮かべれば、自分と引き換えにしても助けたい。
阪神大震災や、新潟の震災で亡くなった方々もきっと同じ思いだっただろう。
発表され予想される1万2千と言う数字。 お年寄りや、幼子も含まれている。
日本にすむ我々は、誰一人無縁な数字ではない。
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