わし的コラム日記
日頃、感じることを思うままに書いていこうと思う。
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2004/12/19(日) やはり、泣ける・・
大河ドラマ「新撰組」最終回の再放送を見た・・。
やはり、涙無しには見れないなぁ・・。

三谷脚本のこのドラマはかなりの脚色がされている。
放送当初は、それが原因で酷評も受けた。
が、やはり素晴らしい。
ドラマがというより、やはり新撰組はいい。

世界の歴史学者の中では、明治維新の評価は高い。
通常、革命は被支配階級が支配階級に対して放棄するものだが、
明治維新は支配階級によるものだからといわれている。

が・・・言わせてもらうなら・・。

明治維新は、力を手にしようとした薩摩・長州と、幕府との私闘(喧嘩)である。
佐賀や土佐は、止めるに止められず引きずられている。

錦の御旗は朝廷から頂いた物ではなく、京都で夫人物の帯に刺繍した偽物であったといわれている。

明治維新とは、純粋な革命と言うよりも薩摩・長州による軍事クーデターと言うのがふさわしい。
長州の藩主は戊辰戦争後、「いつ私は将軍になるのか?」と言ったといわれているが、その程度のものである。

明治政府成立後の長州・薩摩の対立。
官僚の急速な腐敗。
西南戦争。
西南戦争で方向づけられた軍部の暴走は、昭和まで続いている。

明治・大正の新撰組の評価は酷かった。賊軍として扱われている。

しかし、この胸のすくような一片の曇りもない清清しさは何だろう。
人生を一生をかけて描く作品とすれば、近藤・土方の一生は間違いなく歴史に残る傑作だ。
薩摩・長州の指導者が、維新後汚職に塗れ地に落ちたのとは実に対照的だ。

近藤は、こうして大河ドラマの主人公にまでなっているし、
土方には熱烈な男性の支持者が多い。
女性には、沖田総司の好きな人が多いだろう。

戊辰戦争後、函館独立政府に参加した土方は、他の官僚が降伏・投降していく中、
ただ1人官軍の陣に切り込み射殺されたといわれているが、
その際に土方を見殺しに出来ず、100人近い兵士が命を捨てて土方を追いかけたという。

今の世の中でそれだけの魅力を持った男がどれほどいるものだろうか。

まさに「男惚れ」というにふさわしい。

ただ一騎、敵陣に斬り込む新撰組の羽織。
「何者か!!」と誰何する官軍に対して、
「新撰組副長、土方歳三。参る!」と言い捨てて、
斬り込む姿を想像すると、これが泣かずにいられるかってんだっ。
ぐおーぐおー。


いやー、しかし土方ファンには胸のすく1年だった。

ちなみにドラマの中で、近藤を救うためにただ1人斬り込んだ幼馴染の捨助(中村獅童)は実在しない人物なので、ご安心を。

さらに言うならオダギリ・ジョー演じる斎藤一は、その後警官となり、さらに東京大学の剣術指南となっている。
老いてからも誰も打ち込めない達人であったというから、新撰組に憧れを抱くものにとって、これまた胸のすく思いである。

写真は、土方の愛刀。
二代目和泉守兼定。


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