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2004/12/05(日)
武蔵
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昨夜はK1の決勝でした。
熱戦に次ぐ熱戦で、決勝は昨年と同じ武蔵VSボンヤスキーとなりました。 本戦3ラウンドに延長2ラウンド・・。 もしやと思いましたが、残念ながら2年連続決勝での敗退となりました。
ボンヤスキーに対しての私の印象は今日までは、バンナ・ホーストのいない昨年のK1で優勝した幸運な人物と言うものでしたが、 今年の試合を見てそれが誤りであったと理解しました。 過酷なトーナメントで、本命を破り、10ラウンド以上をこなし、 決勝にてあの表情を、あんな眼差しを浮かべることの出来る素晴らしい選手でした。
対する武蔵も充実した試合をしましたが、最後の最後で相手に背を向けるという悪い癖が出ていました。 残念です。
武蔵を初めて目にしたのはK1デビューの2年前。 大阪府立体育館に足を運んだときです。 正道会館空手ワールドカップの予選でした。 予選ですから、本戦に比べ客も少ない状況でしたが、熱戦が続いていました。
当時、K1はまだ始まっておらず、客は空手のファンばかり。 まして正道会館は歴史も浅かったのですが、極真からアンディ・フグ、サム・グレコ、マイケル・トンプソンといったスターを引き抜き、 これからという新進気鋭の空手集団でした。
本名時代の武蔵は、その大会で初めて見ました。 当時の空手界でトップ5に入るサム・グレコに滅多打ちあい、惨敗していましたが、むきになって世界屈指の空手家に立ち向かう姿が印象的な青年でした。
長年、佐竹に次ぐ2番手として苦杯をなめ続けましたが、昨年今年と陽が当たり始めたようです。
来年こそは、結果の伴なう試合を見せて欲しいと心から望みます。
と、応援しつつ苦言を一言。 「武蔵よ、負けた試合のあとで笑うな」
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