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2004/02/18(水)
詩について語るわし!!
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皆さんは、詩というものに、どんなイメージを持っているだろうか。 詩・・ポエム・・恋・・ロマンチック・・素敵なあなた・・野に咲く一輪の野ばら・・。 こんなイメージの人もいるだろう。 先日発表された芥川賞の受賞作のような小説などは、一回に数万部印刷される。近年では「世界の中心で、愛を叫ぶ」などが、そういった作品のひとつだろう。しかし、詩集というものは、高名な賞をとったものであれ、出版数は数百部でしかない。これが日本における詩の現状である。
ある詩人がいる。三代目魚武濱田成夫という男である。 「ヤングサンデー」という発行部数が30万部を超える雑誌で詩を連載し、芸術化気取りの詩人、もしくは評論家連中にガツンと蹴散らし、「俺は詩だけで食っている」「俺は自分をほめたたえる作品しかつくらない」と公言する破格の男である。 大阪の西宮の寿司屋の生まれで、高校を越境入学して京都の美術系に行き、フランスのトップモデルとフランスで1年位同棲し、ニューヨークのソーホーの壁に悪戯書きをして警察に捕まり、日本に帰ってきてから詩人をしながら、ぴあの連載したり、最近では、ローリングストーンの日本盤に詩を書いたり、セックスピストルズのも手掛けたり、U2のボノにインタビューしたり日本盤に詞を書いてる人物である。ちなみに、大塚寧々の夫であった。 彼の作品に出会うまで、私にとって詩とは、中也であり藤村であった。 しかし、彼の詩は俗っぽく大阪弁で叫ぶように放たれ、「語りかける」「投げかける」といった表現とは対極のものであり、その表現方法は「たたきつける」といった印象を与える。 魂の一言にも彼の言葉を紹介させていただいた。
「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」
「おまえがこの世に5人いたとしても5人ともこの俺様の女にしてみせる」
正しくは詩ではなく、作品タイトルである。この強烈さである。 彼に関しては、おそらく好き嫌いがはっきり分かれる。あるものは嫌悪し、あるものは惚れ込むだろう。 確実にあくは強い・・が、生きるパワーを与える詩を書く。 「いい男がいない」「自信がもてない」という方は、これを機に一冊手にとって欲しい。 その場で熱烈ファンになるか、二度と手にしないかのどちらかになる。 キャプテン、一押しのオススメである。
最後にパリの新聞からインタビューをうけたときの言葉を紹介する。
「なにか影響をうけたものはありますか?」
彼はこう言った
「何に影響うけたかだって? 少年ジャンプだよ少年ジャンプ!!!」
φ( ̄_ ̄;) うーん 苛烈であることは、間違いない・・・。
このコメントがパリの新聞に載ったかどうかまでは知らないが・・・
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