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2004/03/03(水)
感動したわし
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ずいぶん昔のことになるが、ある地方局のローカル番組を見た。 関西ローカルである。 内容は、関西に住む恋人の一方が、他の地域に住んでいる長距離恋愛の恋人をある場所に、一方的に呼び出すのである。 理由も言わずにである。
番組を見ていると、男性女性問わず、様々な年齢の恋人が、指定された場所に理由もわからぬままに集まってくるのである。 そこには電話とカメラがあり、恋人の顔を見ながら話をでき、そのことによって番組となっていたのである。
しかし、感動したのは、番組の内容ではない。 そこに訳もわからぬままに集まる人々である。 とるものもとりあえず、恋人に言われるままに指定された場所に来るのである。 ある男は、髪はボサボサ、パジャマを着たままのサンダル履きで、車を飛ばして、到着していた。 話す内容といえば、「声が聴けてよかった」などといった恋人同士の他愛のない話である。
皆さんは、ある日恋人に「今からすぐ、○○に来て」と言われたら、すぐに飛び出せるだろうか?? あるものは、電話を切った瞬間に家を飛び出すだろうし、あるものは、「なんで。どうして。」と理由を聞くことであろう。
しかし、前述の彼は理由も知らずに、きのみきのままで飛び出してきたのである。 これは愛に対する信頼に他ならない。 わたしはその男の信頼に感動したのである。
皆さんの恋人は、そのとき駆けつけてくれるだろうか。
そして、あなたが恋人から同様のお願いがあったときに、理由もわからぬままに駆け出せるだろうか??
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