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2004/03/06(土)
ボブサップとわし
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実は、わたしは相当な格闘技ファンである。 K1は、はじまる前の空手ワールドカップから見ていたし、プライドも首都圏であれば、足を運び、ヒクソン対高田もこの目で見た。
ここ数年の格闘技の中心に、ボブサップがいる。 圧倒的なフィジカルの強さと、精神力を兼ね備えている。 が・・しかし、ミルコにKOされてからは、評価が落ちている。テレビにばかり出て、練習しろと批判を受けている。 もっともな意見ではある。
私の彼のファンなのであるが、さほどの批判は浮かばない。 彼を見ていると、今までしてきた苦労が見えてしまい、感情移入してしまうのである。彼は知っての通り、アメフトを引退し、アメリカンプロレスに入り、すぐつぶれて、路頭に迷っている。 会計士に財産を持ち逃げされ、家に引きこもり、ファミコンばっかりやっていたり、病院から死体運搬の仕事までしていた。
その彼が、日本に来て、大きな夢をつかんだ。 バラエティなどを見ていても、苦労人と言うか、細かい気配りが見える。自分の身の程を知り、必死である。全てを失ったことのある人間の強さと言うものを、彼に感じるのである。 移り気な世の中で、いつまでも一線にいることは、格闘技でもタレントでも難しい。しかし、彼には、いつまでも笑顔でいて欲しいと思う。
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