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2004/04/24(土)
わしと パチンコ
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今日の日記のタイトルを見て、えっ??と思ったら、わしのことをよく知っている証拠である。
わしはギャンブルと名のつくものは一切やらない。 パチンコも2回だけしかやったことがなく、それも上司に付き合わされてのことで10年近く前のことだ。
経験はないが、ドラマなどでパチンコ屋のシーンでは必ずと言っていいほど、台を覗き込んでどの台でパチンコをするか吟味している人がでてくる。
あれを見ていて思ったのだが、パチンコ台というのは、女性サイドから見た恋愛そのものである・・。
例えるとすれば、打ち始めたらすぐにジャラジャラ玉の出る台と言うのは、いい大学を出て、年相応以上の収入も得ていて、女性の扱いを知っている「いい男」であり、その台にあたったら、ついているとわかるのだが、このまま玉が出てくれるのか心配でもあるし、浮気の心配もあったりする。現に後では席が空いたらすぐに座るつもりの女も待っている。
一方、「そこそこの台」もある。 たまに名前を聞く大学を出て、公務員や教員のような堅い商売をしている。確実に玉を出して稼いでくれるが、大当たりはない。かといって有り金をうってしまうほど損する心配もない。女性にしたら「嬉しいんだけど、私の人生これでいいのか??」と悩ませる台である。しかも、確実と言われるこの台も、確実であるが為に失敗したときのダメージは大きい。めったにない浮気なんかした日には、そのはまり方は尋常ではない。ご用心ご用心。
一番たちが悪いのは・・・。 「出そうで出ない台」である・・。 やめようやめようと思うのに、なかなか席を立てない魔法がかけられている台なのである。
見限ることができないのだ・・。
「せっかく私、今までつぎ込んだのに・・」という気持ちもあるし、席を立っても、すぐ次の女が座って大当たりを出しそうな気もする・・。 後で見ている友達は「そんな台でパチンコするの、やめなさい」と口をそろえて言うので、「えいっ」と立とうとすると、とたんに小当たりするのである。
立ち上がってパチンコを止めようとすると、「仕事見つかったよ」「やっと妻が離婚してくれそうだよ」「おまえがいなきゃ」などなどである・・。
どの台にも長所短所はある。 しかし、人生において恋愛とギャンブルだけは、本人が熱くなってしまったら、どんな忠告もうるさいだけになってしまう。
大切なのは、失敗しても後悔しないように腹くくって、好きな台に賭けると言う事である・・。
(ちなみに、わしという台は玉を買おうと100円入れると、玉の代わりにごろんとおにぎりを出すような偏屈者の台なので、余程でないとパチンコにはならないのである)
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