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2004/08/20(金)
久々に日記を書くわし
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すでに前述かもしれないが、ラストサムライを繰り返し見ている。 ヒットした映画なので、見た人も多いと思う。 明治時代黎明期・侍が消えつつあった時代の話である。
おそらくあの映画の元は西南戦争である。 渡辺謙演じる勝元のモデルは西郷隆盛と思われ、 真田博之は人斬り半次郎こと、桐野利秋であろう。 敵役の大村は、さしづめ大久保利通と山県有朋の合体したような人物の印象を受ける。
実際の西南戦争は映画をはるかに超える激戦である。 田原坂の攻防では1日25万発の銃弾が飛び交い、空中で銃弾がぶつかり合った痕跡も多数出土している。
人数的にも、西南戦争決着時には300人対7万人といった包囲戦も行われている。 薩摩隼人一人に対し、政府軍230人である・・。 もちろん、征韓論議論から派生した西南戦争は、正義のある戦いとはいえないかもしれないが、凄まじい。
それから百数十年。平成の世である。 高度成長期をきっかけに物質先行の世の中となり、バブルを頂点に現在にいたる。
あと50年たつと日本の人口は1億人を切り、100年たつと7000万程度の人口になるという推測がある。 明治の頃の人口である。 老人は増え、貧富の差は二極化し、総生産は2流国以下になる。
明治時代、資源を持たない日本の最大の資源は「人」といわれた。
100年後、かつての日本人はスクリーンの中でしか見ることのない時代。 はたして・・・・と思うわしである。
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