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2005/02/13(日)
報道特集
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報道特集を見た。 本日のニュースはふたつ。
ひとつは流氷に閉じ込められたシャチのおはなし。 北海道で流氷に追い詰められ12頭のシャチが死んだ。 シャチの群れというものは、血縁関係で作られているそうで、愛情がつよい。 常に子供を守り、見放さないのだという。 12頭のうち、3頭は子供でうち1頭は顎に腫瘍があった。 大人だけなら10分以上潜水できるらしいが、着いて来れない子供を見捨てられず、グループ全体が全滅したと予測される。 遺体の引き上げを担当したダイバーによると、1頭の雌が逃れることの出来たと思われる氷の下敷きになって死んでいたという。 胸鰭の下に、腫瘍のあった子供を抱きかかえるようにして、死んでいた・・。
もうひとつのニュース。 「NPO緊急支援グループ」という街頭募金詐欺グループのニュース。 大阪・神戸で活動しているグループ。 喫茶店のバイト募集で人を募り、時給1000円で街角に立たせる。 「難病の子供を救ってください」と大声でアピールし、募金をねだる。 一度だけ集まった募金50万円を別のNPOに寄付したらしいが、それだけだという。 裁判所や警察からも問い合わせがあるが、1度寄付の実績があるので止めようが無いという。 取材者に対して、彼らはしどろもどろ。 「連絡先は教えられない。」「病気のことはわからない」・・ 取材によると、主催者の男は、クワガタの養殖・パソコンソフトの開発をめぐり詐欺と訴えられ、1億円の負債を受け、昨年破産していた。 取材の入った昨年末、関西の街角から一斉に彼らが消えたそうだ。 ネット検索しても、出てくること出てくること・・。 興味ある方は検索してみてください。
海のギャングといわれたシャチの意外な母性のニュースと、 救済を訴えて詐欺を働く人間のニュース。
やはり人間は獰猛な動物だ・・。
追伸。 半年ほど前の日記にも書いたが、同じような詐欺グループは渋谷・新宿など東京にもいる。 「緑の党」や「北朝鮮拉致被害者救済協議会」「北朝鮮拉致問題解決国民会議」などだ。 各方面で追求されているので、検索すると山ほど出てきます。 時間があれば、1度ご確認を。
私は募金する際、団体の連絡先と、所轄警察の出す道路使用許可を確認してから、 募金することにしている。 (ちなみに詐欺目的の団体でも道路使用許可は発行してもらえるが、そこには必ず代表者氏名と住所が書かれているからです。)
同族相食むとは、哀しいことだ・・・。
http://nyt.trycomp.com/hokan/nis.html
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