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2003/12/18(木)
舞台『25:00』
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Parasite Gypsyプロデュース公演vol.2『25:00』。 今度「超個人的タレント名鑑」にも参加してくれるはずの俳協VAS同期、 永吉由佳ちゃんが出演するということで、大塚萬スタジオまで観に行ってきました。
いや〜、面白かったです。 シチュエーションコメディということで、一つのセットの中に総勢18人が入り乱れるので 最初「こんな大人数が登場するんじゃ全キャラクターを把握できないまま終わるかも」 なんて不安になったんですが、結果的にはばっちり大丈夫でした。 (出演者は立ち位置の確認だけで大変だったことでしょう、お疲れさまです!)
映画の主演俳優の生トークレギュラー番組を映画のロケ現場から生中継する、 その本番前のテスト終了から本番終了後までの物語。 舞台はずっとその中継現場。暗転無し休憩無しのノンストップの2時間。 終わりのほうがちょっぴりもたついた感じで「惜しい」と思ってしまいましたが 全体的にはかなりテンポも良くて、とても楽しませていただきました。
俳優、マネージャー、プロデューサー、ディレクター、AD、 ヘアメイク、スタイリスト、カメラマン、美術さん……。 型どおりといえば型どおりですがいかにもそれらしくって納得。 テレビの生本番中とそうでないときの出演者の微妙な緊張感の違いもばっちり。 一般の方にはテレビの現場を覗き見するような楽しみもあるんじゃないかなあと思いました。 (ちなはテレビの現場にお仕事で行ったことはないんですが 何度も番組観覧に行ったことがあるので、なんとなく雰囲気がわかったりします。)
そして、同業者にとっては、ただ笑って楽しむだけでは済まない作品かも知れません。 みんな夢や情熱を持ってこの業界に入ってきたはずなのに いつのまにか「どうせできるはずはない」って諦めてない? という重い問いかけがあるので。
でも考えてみれば、それは同業者に限ったことではないですよね。 普通の会社員だって公務員だってなんだって、夢や情熱を持って 「いい仕事をしたい」と思ってその職業を選んだ人ならみんな同じこと。 「こういうものなんだから仕方がない」と呟いたり叫んだりして思考停止してしまわずに 「それでももっといい仕事をするためにはどうしたらいいんだろう」と考えよう、 という、あすへのパワーをもらえる作品に仕上がっていると思います。
まだ上演中なので、Parasite GypsyのホームページURLを書いておきますね。 http://www.parasitegypsy.com
昨日12/17のカウントは21でした(^-^)
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