水野智苗(みずのちなえ)のケータイ写真日記です。
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2003/12/07(日) 舞台『タンゴ・ロマンティック』
天狼プロダクション第15回公演『タンゴ・ロマンティック』、
天狼常連の水木竜司あにぃさんがご出演ということで、観に行ってきました。

水木竜司さんは、『だいぶ♪ライブ』で共演させていただいた方。
というか、昨日のまるたまりさんも、火曜日の鈴置洋孝さんと田中完さんも
先月の礒部由江ちゃんも、急遽観に行けなくなっちゃった舞台の大野修作さんも
気が付けばみなさん『だいぶ♪ライブ』の共演者だったりして。
水野智苗の人脈の大部分をしめているのは声優養成所・スクールの関係者ですが
次に大きいのは『だいぶ♪ライブ』だな、と、しみじみ思う今日この頃。
出演のきっかけを作ってくださった重松花鳥姉さんに改めて感謝してみたりするのでした☆

さて、今日の劇場は、初めて行くところで、
京浜急行「新馬場」駅北口から徒歩2分の「六行会ホール」。
(文字数制限のため中略)

物語の舞台は、満州国建国ののち、開戦前夜の上海にある、秋琴楼というクラブ。
歌い手として雇われ紅竜(ホンロン)という中国名を与えられた謎の日本人(石原慎一さん)、
実は抗日運動の兵士である、白蘭(パイラン)という歌姫(花木佐千子さん)、
白蘭を目当てに店に通い詰める関東軍の陸軍将校・小此木大佐(水木竜司さん)、
紅竜に思いを寄せる蓮華(レンファ)というダンサー(榛名珠利さん)、
老虎(ラオフー)という名のあやしげな(笑)秋琴楼の店主(小川潤さん)、
あたりが主要キャストというところでしょうか。

思いを寄せ合っているのは紅竜こと剣崎譲介と白蘭なのに
ラブシーンがあるのは紅竜と蓮華、白蘭と小此木だったりするあたりが
誰の思いのままにもならないラストを暗示しているかも。
今日が千秋楽だからストーリーを書いてもネタばらしにはならないかなと思いつつ
栗本薫さんがあらためてこれを長編小説になさる可能性もありそうな気がするので
やっぱり詳しい話は伏せておきます(笑)

16時開演で15分の休憩を挟んで18時半までの公演。
話の筋だけをさらっと話したとすれば、おそらく「なんで2時間半も?」
と思われてしまいそうなごくごくシンプルなストーリーなんですが
この舞台の場合は、その時代の「魔都」上海の雰囲気を味わうのが正解。
このストーリーが前述の『黄昏の名探偵』という短編集におさまらなかった、
短編としては小説化できなかった、という理由も、つまりそれなのでしょうから。

とにかく石原さんと花木さんの歌を聴くだけでも価値があるし
榛名さんほかダンサー陣の華麗なダンスを観るだけでも価値があるという気がします。
毎回言ってるような気がしますがわたしは天狼の舞台がミュージカルだとは思わないし
(“ミュージカル工房(株)天狼プロダクション”ということらしいんですけれども)
ことに今回の『タンゴ・ロマンティック』はミュージカルではない気がするんですが
だからダメだということではなく「ミュージカルって言わなきゃいいのに」と感じるだけで
演劇と歌とダンスの融合された舞台として、評価されていいんじゃないかなと思います。

それと、なんと言っても今回は、水木竜司あにぃさんの悪役です。
ええもう今回のあにぃさんははっきりきっぱりストレートな悪役だったんですが
(舞台上に現れないところで実は優しいとヒロインが語っていましたが。)
まえまえからあにぃさんの悪役を観てみたかったので、嬉しかったです。
抑揚を抑えた一本調子な感じでなおかつ歌い上げるような喋り方、っていうのが
(って、こんな表現でわかってもらえるのかしらん。説明が拙くてごめんなさい★)
知性ある悪役を演じるときのひとつの「型」として存在するように思うんですが
こういう喋り方をして最後まで聴かせられる役者は少ないような気がするんですね。
セリフ3つも喋るともう鼻についちゃう感じで聴けなくなるというか。
水木さんの声にはそれを無理矢理にでも最後まで聴かせちゃうだけのパワーがあるように思います。
ここ数年は声優のお仕事にも挑戦していらっしゃる水木のあにぃさんなので
機会があればアニメでもこういう悪役を聴いてみたいなあ……。

今回おなじ日程で公演が重なっていたから絶対に実現不可能だったことですが
できれば老虎役を田中完さんで観てみたかったなあという気がしました。
小川潤さんの老虎も決して悪くはなかった、というか、面白かったんですが
やっぱり二十歳も上の年齢を演じられるのはなかなか大変だったようで。
完さんだってお若いには違いないんですが、完さんの老け役好きなんです、わたし。
それになんといってもあやしげな役だし(笑)

あと付け加えるとすれば、衣装がとても華やかで素敵でした。
花木さんのものすご〜く深いスリットの入ったチャイナドレスとか(笑)
最後にカーテンコールのためだけに用意されていた、剣崎と白蘭の衣装もよかったし。

そうそう、カーテンコールといえばそのカーテンコールの最後には
脚本・演出・音楽の中島梓さんも舞台に登場なさってました。
さすが千秋楽、ということでしょうか。
もともと公演中は劇場に詰めてらっしゃる方なのでロビーではしばしばお見かけしますが
舞台に上がられたのを見たのは初めてのような気がします(記憶違いかも知れませんけど)。

というわけで、1週間で2つの舞台と1つのライブに出掛けたわけですが
また友人知人から新たに公演のお知らせが届いていたりします。
時間的・体力的に(金銭的にも(笑))無理がなければ、行ってみようと思っています。


昨日12/06のカウントは15でした♪


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