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2004/12/05(日)
『大兵馬俑展』in上野の森美術館
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今日は3日に続いて、今月2回目の「きものを着ない日」でした。 もともと行きたいとは思っていたんだけど、ひょんなことから無料招待券を2枚いただいたので ダーリンとふたりで、上野の森美術館の『大兵馬俑展』に行ってきたんです。 いや、きものを着てもよかったかも知れないけれど、単に気分で洋服を着て行きました。
ばりばり理系の、化学の研究者であるダーリンだけど ばりばり文系で、三国志で卒論を書いたわたしの影響を受けて、結構中国史好きなのです。 司馬遼太郎の『項羽と劉邦』なんかもちゃんと読んでいるので、基礎知識はバッチリ。
というわけで、上野駅から、やたらと銀杏の臭う道を通り抜けて、上野の森美術館へ。 入り口に、撮影用のレプリカの兵馬俑が置いてあったので、帰りにここで撮影することに決めて とりあえずそのときは中に入りました。撮影待ちの人がたくさんいたので。
わたしはなにせ中国に1ヶ月と1週間滞在していたことがあるので そのときに兵馬俑の発掘現場にも行って実物を見ているけれど もちろんダーリンにとっては兵馬俑を見るのは初めてのこと。 わたしにしても、間近で見るのは初めてのものもあります。 ゆっくりと時間をかけて、館内を回りました。
日本初公開という文官俑や武器、日用品から装飾品まで、いろいろ楽しめました。 しかし、綺麗なと言うか格好いい「太陽紋」の煉瓦を見たときに思わず 「この紋様の小紋か帯が欲しい」と口走ってしまうあたり わたしのきもの中毒はかなり重症になっている模様です★
全体を通してみると、始皇帝という人は死後の世界の存在を信じていたんだなと言うことがわかります。 死後もそれまでと変わらぬ生活を送るために、兵馬俑の軍隊や文官やあらゆる道具などを すべて作らせて、自分の墓所のそばに用意していたわけですから。
二千年の時を経てその兵馬俑その他が発掘されている様子を、始皇帝の魂はどこかで見てるのかしら。 それとも、とっくに生まれ変わって案外「普通の人」になっていたりするのかしら。 ……なんていうことをちょっと考えてしまいました。
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