水野智苗(みずのちなえ)のケータイ写真日記です。
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2004/08/12(木) 持つべきものは
今日からダーリンの実家に帰省中です。

ダーリンの祖母は、85歳。
日常生活にはほとんど支障はないていどだけど、やっぱり多少の痴呆はあります。
今日はお昼寝から目覚めたあと、ちょっと記憶が混乱してしまったようで
どうしても今いる場所が自分のうちだと思えなくなってしまったみたい。
よそのお宅に泊まりに来ているつもりで、いろいろと不思議なことを言い出すので
実の娘であるところの姑が、ちょっと参ってしまっていました。

わたしはとりあえず上の妹にメールして、アドバイスを求めました。
「根気強くここが自宅だと説明するのと、話を合わせるのと、どっちがいいの?」
上の妹は、短大で高齢者福祉、編入した大学で精神障害者福祉を専攻し
大学院まで進んで、現在は介護福祉士で社会福祉士で大学講師で、つまりそういうことの専門家。
返事はほとんど予想がついていたけれど、わたしがわたしの言葉で姑に説明するより
専門家の言葉のほうが説得力を持つ場面だってある、と思ったから。

妹は、痴呆、とくに「まだら痴呆」のメカニズムをわかりやすく説明してくれて、
60歳を過ぎれば誰でも梗塞は起こるのだから記憶がなくなっていくのはあたりまえ、
一番不安なのはおばあちゃんで周りが焦れば焦るほど余計におばあちゃんは不安になる、
失われた記憶を取り戻すことよりおばあちゃんを安心させてあげること、
……というようなアドバイスをくれました。

そのメールを読んで聞かせたら、姑も「なるほどねえ」と納得したようす。
納得したというか、いい意味で諦めがついたというか、腹をくくったというか。
姑から「なんとか元の状態に戻そう」という焦りが消えれば
祖母のほうも楽になるだろうけれど、たぶん姑本人だってかなり楽になれるはず。
明日以降お盆のあいだ、できるだけのフォローをしつつ、見守ってみます。

いやそれにしても、持つべきものは頼りになる優しい姉弟。
ほんとありがとね、わが妹よ。
忙しいのに、長文のメールを送ってくれて、本当に感謝してます。
(ってここに書いてもほぼ100%本人の目には触れないと思うんだけど。)
考えてみれば、上の妹は社会福祉士、弟は弁護士、下の妹は美容師で
みんな自分のお仕事に直結する国家資格を取って頑張っているわけで
どう考えても姉弟の中で一番頼りがいのないのはわたしかも……。
で、でも、何かの時には役に立てることもあるかも知れないし!
と自分を励ましつつ、「何かの時」の具体例をさっぱり思いつけないちななのでした★


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