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2005/06/20(月)
審査員KEN子先生
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今日は10年程関わってる宜野湾市のイベント 「ライブギノワン」のテープ審査日だった。 沖縄県内最大のカチャーシー大会「はごろも祭り」と同時開催で しかも会場はミスチルやサザンもやった憧れのステージ 「宜野湾海浜公園屋外劇場」である。 毎年、企画委員として審査、MCとして出演していたが、 私も歌で出たかったから、2002年は審査員を辞めて応募、 厳正なる審査にかけられた上で、正当に通過。(笑) ちなみに去年はその祭り前日に沖国大にヘリが墜ちた。 「人が死ななかったから」祭りは行われたんだと思う。 今年の開催日は皮肉にも、墜ちた日「8/13」だ。
今年は応募総数、過去最高、60バンド中10組を選出。 今年の審査員は宜野湾市内のライブハウスのオーナー2人、 市内ジャズサークルの先生、某レーベルの敏腕MG、私の5名。 1バンド2曲ずつの応募を全員で一緒に聞き、 各自で点数つけて上位10組に挙手、審査員数で決まる。 5名の審査員中、3票まで揃えば過半数、まず7組が通過。 今回は残った3枠でもめた。いつもの事だが。
「若手にチャンス」で新人を採るか 「イベントとしての幅広さ」で別ジャンルを採るかノ?? 私は「イベントのクオリティ」を主張した。
私が初めて見た時、このイベントには ホントに尊敬する大好きな先輩バンドがいっぱい出てた。 そのライブは今でも思い出せる程。 でも正直、最近はそのドキドキがあまりない。 それは私が年を取って、若手がみんな年下になったからか? いーや、違うな。 だって今、若手から見てそんな憧れになるバンドがいるか?
少なくとも私は今でもドキドキするバンドに時々会う。 つまり、その感性を失った訳じゃない事は確かだ。 でもこのイベントにはそれが少なくなって来たと思うと悔しい。 だからこそ「このイベントに出たい!!」と思わせるバンドを 必ず半分は出したいと思っている。 もちろん、「お?面白くなりそうだね〜」という新人もいたさ。 でも彼らも頑張って成長してこのステージを踏んで欲しいのだ。
この審査員の中では私が最も若いながらも 10年もココにいるのは私ぐらいというのもあって(苦笑) みんなが説得に応じて「若手」を1つ切った。(ゴメン;泣) だって「若手にチャンス」「イベントの幅広さ」としての枠は もう高校生とかおじさんバンドとか新人に半分あげたじゃない? それでも本当は私はまだ満足していなかった。 実は、私1票だけだったけど出したかったバンドが落ちたから。 でも審査員は私だけじゃないから仕方ない。
思えば、18歳からの4年間で 県内屈指に仕上げた琉大祭野外ステージが始まりだった。 1年目から仕切り役となり、音響照明を少しずつ良くして行き、 私が良いと思うバンドを良い時間に出した。 年々、応募数が増えた。 私の趣味が強かったとはいえ、良い判断だったから 「出たい」と思われるステージになったと多少は自負してる。 それで、なるべく幅広く多く出れるようにしてたけど 数を増やすという事は下のボーダーが下がるから 「カッコイイ」とそんなに思わない物も出す事になる。 手伝いも来ないで文句ばっかり言うヤツもいた。
他のイベントは「募集」するからには公平でなくてはいけないし 「審査員の1人」ではうまく叶わないもどかしさから 「ClapHands!!」を立ち上げて8月で7年目。 私の命がけイベントだから「好き」じゃなきゃ出したくない。 それに応えてみんな一緒に準備から片付けまで参加してくれる。 だからまた彼らの為に何かしてあげたくなる、 そんなCHの「1人審査員」、KEN子先生でした。
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