☆窓際社長の黄昏日記☆
♪キノコ♪
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2005/08/06(土) やっぱり"子供達の幸せ"が"母の幸せ"なんです。
今日は世界で初めて広島に原爆が落とされた日。
三たび許すまじ、だ。
分かってるのに、もう作るな。

私はと言えば…普通にライブに行った。
元「THE RED GORILLA KICK」が
「Rocket Lee」と今日初ライブとなる「ザ・バイビーズ」の
2つに別れてついに初対バン。

御存知の人もいると思うけど、TRGKは
「クラップハンズ」が事務所的な機能を始めたキッカケであり
最終的に辞めるキッカケにもなったバンド。
2000年に結成、CHに憧れて育ち(??笑)、ついに出演、って時に
2001年3月9日、Drsツトムが20歳の若さで急逝。
CH事務局として手塩にかけた耳切坊主、NEW TOWNERに続き、
この子達を世の中に認めてもらう為に本気で東奔西走した。
端から見てもあれは「溺愛」だった。
その彼らが某大手事務所に入る事になった時は
「ちゃんと幸せにしてくれる相手」に嫁いで欲しかったので
お互いに本気だった分、すごくもめた。
こんなに愛し合って来たはずなのに言い争いしてるのがつらくて
最終的に「母」は彼らを「勘当」した。
彼らはその事務所からCDを出して、半年後、解散した。
あのまま私の手の中で解散してたら…と考えると
なんかちょっとだけ、ホッとした自分がいた。

ウチの末っ子として「メサブギーズ」も面倒見ていた。
メサも今年4月からBaが就職の為、グラグラと揺らいだ。
3人で活動を始めて2ヶ月の彼らをCH東京に連れて行くか、
かなり悩んだあげく、信頼するダイチ(フッカーズ)に相談して
2人でメンバーの自宅に押し入って、5人で「行こう」と決めた。
結果、私は後悔していない。

「手のかかる子ほど…」とは良く言ったものだな。

Ba.サトシがG&VoでG.ケイちゃんと「Rocket Lee」を組んだ。
サークル先輩で元「Lover Doll」のVo.寺尾ダイチが初のBa、
そしてメサのDrs.チャッキー、という異色のメンツ。
サトシはケンジと小学校から一緒で、バンドも一緒に始めて、
沖縄にも一緒に来て、解散まで離れた事がなかった。
最初のライブはホントに「へなちょこ」すぎて笑った(^_^;)
「新人バンド」だから仕方ないか。笑
でも今日は「盟友」の初ライブ、自信も演奏力もついて来てた。
「俺ら軽薄に見られますけど本当に軽薄なんです」とケイちゃん。
よくぞ言い切った!笑

2バンドの間にゲストとしてTRGK時代にベタ褒めしてくれてた
「ちえみジョーンズバンド」。
彼女は日頃はアコギで歌ってて、CMでもよく使われていて、
その優しい声のせいで「癒し系」と言われるのを嫌う。
エレキを持ったロックな彼女を見るとそれを理解できるはず。
「ブライアンジョーンズと結婚したかったから」ってのも。
私も「ケンコ・ガルシア」だもんね(笑)
しかし…Ba.コセン君もDrs.ユーサク君も
何と無表情にコーラスをするんだろう。(笑)
でもその表情と裏腹に何と楽しそうな空気を醸し出すんだろう。

そしてトリは、今日が初ライブ&レコ発(4曲入りCDR)となる、
TRGKでG.Vo.だったケンジの新しいバンド。
G.ヨースケ(メサブギーズVo.)/Ba.滝田法寛(弾き語リスト)/
Drs.ヨッサン(ガガンBOYZのVo.)
何と全員、現役の個性派ボーカリスト4人が揃ったバンドが
面白くないワケないだろ!!!と私も太鼓判ドーンと押してた。

そして、彼らは期待を外さなかった。いや、それ以上だった。

腹巻きの上に板前みたいな襟のないシャツと雪駄で登場し、
私を、みんなを、1曲ずつ、ガツンガツンと打ちのめして、
たったの5曲程度でいさぎよく終わりやがった。
途中ヨースケが「俺もまたケンジ見れて嬉しい1人だ」と言った。
メンバーも客もみんながケンジを愛しているんだ。
ずっとヤツの復活を求めていたんだと今更ながら分かった。
アンコールには、ただケンジが登場して「打ち上げ!」
TRGKの解散ライブの時もそうだったな。

感無量というのはこういう気持ちかな。

数年ぶりに奴らからチケットを買っただけでもエライ事なのに
500円のCDRも買ってしまった。「サンプル」などないし。笑
(写真はヨースケ画伯が作った物販用のポップ)
実は、ローリーさんの事で浮かれてる「幸せ」が害されるかもと
行くのをちょっとだけためらっていたけど「幸せ」は倍増した。
ライブ後、久々にケンジをhugした。前より逞しい気がした。
打ち上げで彼らと久々にいっぱい呑んでいっぱい話した。
みんな良い顔をしていた。
今思えば、あの頃は、業界に立ち向かおうとする私こそが
「アンチメジャー」という「業界」だったのかもしれないね。
私も、彼らも、今それぞれの新しい"幸せ"を見つけた。
やっとこれからはお互いに対等に楽しめるね。
「アンタ達とは一番ケンカした分、恐いモンないし」と笑った。
眠気に襲われたケンジは「この場にいたいから」と床で寝ていた。
この風景こそが"幸せ"だった。

で、打ち上げの後ちえみと「戦争反対」を話せた事が良かった。
付き合いも長いけど、わざわざ話すキッカケもなかったから
多分、今日この日じゃなかったらこんな話しなかったかも。
1人と1人が繋がった事でも「平和行動」じゃない?(甘い?笑)
私とちえみが「平和の為に声をあげよう!」と一致しただけで
それから広がる事は確実だ。もう「1人」じゃないからな。

戦争したい人達は「金」というキーワードで簡単に繋がる。
平和を願う人達は主張の多少の違いで分裂してしまう。
「平和」が分裂してる間に「戦争」は金と権力で膨張して行く。
だから今は分裂してる場合じゃないのだ。
辺野古の事も「海を潰したい?」これだけで
yes or noでアンケート取ったら絶対的に「no」多数だはず?
「でもさ…」その後に続くのは絶対に金の話。
冷静に話せる今こそ、1つずつきちんと解決して行かなくちゃ、
戦争が始まってからはどんな「正義」も「正当性」も
「常識」なんて通用しなくなるのだから。

昨日今日で感じた「幸せ」が
クダラナイ戦争に壊されませんように。

2005/08/05(金) Love☆ローリー!!
今日は大好きな「ローリー・クック」のレコ発@桜坂劇場。
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/rolly/
『月とギターとベランダ』なんと2枚組。
「SOULFUL」だと心から思えるボーカリストであり
「ギターが恋人」という匂いを強く放っているギタリスト。
ギターもめっちゃウマイ上に歌も力強く心を揺さぶる。
そしていつも「ギター大好き少年」のままの表情を見せる。
人付き合いは不器用だけど、歌で全て表現してる。(と思う)
ユキヲが亡くなった時、すぐ電話をくれた。
最近、曲を作って送って来てくれた。
それを宮古の母ちゃんに送ったら「涙が止まらない」って
「直接お礼の手紙を送りたい」って手紙が来た。
その話をしたらすごく良い顔で笑ってくれた。

1ステは1人で弾き語り&Percたーけー参加。
すべりだいCDにもジャンベで1曲参加したヒゲ面の人。笑
カホンやジャンベは分かるけど今日もまた変なグッズ使ってた。
最たる物では「ほうき」でステージを掃く音!!!笑
たーけーはドラマーだけど歌詞を頭に置いてから叩く。
そして嬉しそうに一緒に歌っているのを見るとこっちも嬉しくなる。
ローリーさんは「1人Fried Pride」みたいな時もあって驚く。

2ステはバンドで。
またメンツもスゴく良くて、ドラムたーけー、
Baガチャピンさん、Saxに有田さん。
みんな最初らへんからプログレみたいにブッ飛ばしてたなー。
なのに外さない所がやっぱこのメンツのすごい所!!
「ゲレンノーパー」とか…まずはCDの曲聞いてくれないと
絶対伝えきれない!!(泣)
ロケンローなナンバーを演奏した後
「今やロックンロールはどこに消えちまったのかね」言った後
自分でクサくて笑いよったけど、私には十分カッコ良かったよ☆

彼の恋の歌も、沖縄をリアルに描く痛烈な歌詞も好き。
FUNKYだったりROCKだったりとパワフルな一面と
sweetだったりmellowだったりの切ない一面があって
それに更に人間臭い所もドロドロとにじみ出てて
それだけでも胸がいっぱいで、席でソワソワしてたのに
終盤やった「Happy Birthday Song」は
イントロだけで既にもう涙を抑えきれない程に優しかった。
曲調はTheBandの「TheWeight」や「I shall be released」みたいに
すごくソフトな曲なんだけど魂が「rock」してた。

 アニミズムとかナショナリズムとか
 シャーマニズムだの 僕は食わない
 不確かなグローバリズムだの アイデンティティだの
 そんなもん 遥か小学校の時に卒業した

 アメとムチの集団事は この体の傷が今も憶えてる
 あの日のテロリスト達も 寝込みを襲う事に関しては一緒だった
 そんなもん 遥か16の時に卒業した

 Happy Birthday 今君はそこにいるよね
 Happy Birthday 今僕もここにいるよ
 逃れられない運命の中で確かに僕らは立ちはだかっていたね
 だから今夜ほめてよ Happy Birthday

 秩序やモラルなど最初からないのなんて知っていた
 アンタのその人差指で黒も白に塗り替えられる事も僕は知ってる
 それでもあの日心を解き放ち 僕を導いてくれたのは
 あの幼き混血児達とBLACK MUSIC

もちろん今のタイミングとかもあると思うさ、でもね。
今日のライブは本当に来て良かった。彼に触れられた気がした。
彼とはずっと「友達」になりたいと思っていたんだはず。
でも「尊敬」の気持ちがどうしてもそれを遠ざけてた。
でもこんなに素直に泣けたら、また距離が近付いた気がした。
そう思うとまた涙が溢れて来た。

アンコールで再登場した時に、たーけーがギターを手にして
「えーと…」と喋り始めたナイスタイミングで(爆笑)
ローリーさんが登場してギターを奪い、また定位置に。
最後の最後にアルバムに入ってない「it's a beautiful day」を歌った時、
涙が溢れて止まらなくなった。
これこそが「ユキヲが亡くなった後に送ってくれた曲」。
もう止まらない涙は拭うのもやめた。

隣に座っていた某放送局のK氏、
彼は確かに沖縄インディーズシーンの火付け役の1人。
最近は著作権の勉強会で同席してから、より仲良くなった。
彼は音楽に対する真面目な姿勢で愛情をほとんど表に出さず、
普段は冷静で無表情で機械的に仕事をするように見える彼が
膝でリズム取ってたのを私は見逃さなかった。(^_^)
「この良さをもっと聞いて貰うにはどうすればいいんだろうね」
そう言って立ち去った後ろ姿は満たされていた。

その後、CDを買って自前のマジックでサインしてもらった。
その時はちゃんと見てなかったが
家で「愛しのケンコへ」って書かれたのを見てまた泣いた。
話も途中だったので携帯メールを送ろうと思ったけど
どうせまた「大事な事が伝わらない」から短く書いた。

タイトル「泣いた笑った!」
本文「元気出た!ありがとう!大好き☆」

すると家に着いた頃に返事が来てた。
そこには私が今一番シビレル言葉があった!!!
それは書くのがもったいないから
バレバレのヒント「FESTIVAL EXPRESS」だけね(笑)
さっき「まだ見てないんだよー(泣)」って言ったよね?
じゃ3日に会った時に話したのを憶えてくれてた?!
「今度からケンコ・ガルシアって名乗る!!笑」って言ったのを。
この携帯買って初の「保護」をこのメールに付けた☆
もう心は200%上ずってたので勢いでまた返事書いた。

タイトル「とろけた(^0^)」※携帯絵文字のハート付で☆
本文「まだ見てないくせに、よく覚えてるなぁ(笑)
でも今日のライブはやりたい放題で(笑)ホント楽しかった☆
今からCD聞いて余韻に浸りながらHPにラブレター書くよ(^_^)」

Jerryに「また〜ウソばっかり!」と笑ったJanisの気持ち☆
何度もメールを見てニヤニヤ、その勢いで仕事を半分以上済ませて
またDVDで同じセリフを何度も見ては泣き
TheBand見て、Janis見てまた泣いて
そしてようやくこれを書いてから寝る事にした。笑

今日の大変な1日をすっかり忘れる程…
今、私、すごく幸せです☆(^_^)


※文字数制限でかなりカット(泣)


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