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2010/07/02(金)
半夏生
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“半夏生”とは雑説のひとつで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころのことで、夏至から数えて11日目頃とされています。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もあるそうです。この日は天から毒気が降るといわれ、井戸にフタをして毒気を防いだりしたそうです。 この半夏生にタコを食べるのは、古来より農耕民族のお祭りとして、田植えが終了した時期に稲の根がタコのように地に吸い付き、根付くよう祈願して、食されてきた風習です。 タコの八本の足は末広がりを意味し、吸い付くように地を這うことで、経営面での地盤ができる縁起の良い食物とされています。また、栄養面でも、たんぱく質、タウリンが豊富に含まれていることから、動脈硬化や肝臓病、視力低下の予防に効果があるといわれており、暑い夏を健康的に乗り切るようにと願いを込めて食されてきたといわれています。
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