風花の言伝
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2011/01/29(土) 寝ても寝たりない。
お待たせしました。勝手にコラボミニをやります!
そして、今回でこのコラボは最後になると思う!これまでの話は
2010 3/13・3/15・4/4・6/19の言伝に記事があります。

勝手にコラボミニ!
星来は暴れる少年を脇に抱えながら、入口へ戻っていった。
すると、奥からわんわん泣く声と怒鳴っている声が聞こえてきた。
星来:なにをしているんだあいつは
あきれた様子で溜息を吐くと、少年が暴れるのをやめ、声が聞こえる方を指差した。
少年:太郎だ!!煙々もいる!ほら早く行け!
星来:……(なんだこいつは。気配は剣と泣いているやつしかわからないのに…)
星来は少年に言われたように、声が聞こえる方に向かった。
そこには、腕を組んでいる剣と緑色の生き物が泣いていた。
剣 :せ、星来!!どこ行ってたんだよ!
星来:鏡のところだが。お前なにしているんだ。
剣 :いきなり後ろから体当たりされたんだ!
星来に抱えられていた少年は自力で抜け出し、泣いている生き物のところへ行く
少年:太郎!こんなところにいたのか!あれ?たまは?
太郎:たまがいないんだよ〜怖くなかったけど怖かったよー
剣 :お前はさっきからどっちなんだよ!
太郎:(無視)鬼童丸は一人なの?
鬼童丸:文車妖妃も一緒だぜ!ほらあそこにいるだろ
太郎:本当だ〜煙々もここにいるよ〜あとはたまたちだけだね
星来は文車妖妃と煙々というものの存在を探すが見つからなかった。
太郎:これから僕たちどうしようか
鬼童丸:まずはたまたちを迎えに行くか
剣 :迎えに行くって場所をしってんのか?
二人:知らない〜
がくりとこけた剣をよそに、星来は穴の真下から上を見上げていた。
白い月が輝いていた。

氷李にスルメを持ってこさせ、姫様と呼ばれた女性に渡すと
スルメを静かに食べ始めた。
主 :君は誰かな?
天狗:姫様に馴れ馴れしくするではない!
氷李:主になんという口を利く!
天狗:姫様が上じゃ!
氷李:いくら客人と言えど、今は主が上だ!
主 :……まぁとにかく、君の名前を教えてほいいな
姫 :……イズコ
主 :では、イズコ殿はどこから来たのかい?
イズコ:……(食事中)
主は扇子を広げ、氷李を手招きたまたちを呼び戻すように命令を出した。

シン:たまちゃん一人でこの穴から上がってきたの?
たま:そうだ!すごいだろ!
シン:うん。すごいね
自分は登れないのに、こんな小さい子が上れるなんてと自分が恥ずかしくなったシンだった。
穴の中を覗いても真っ暗でしたが見えない。
シンは思いっきり二人の名前を呼ぼうと深呼吸をすると
たま:とう!
シン:え!?たまちゃん!!!
突然たまが、穴の中へ飛び込んでいった。
シン:嘘でしょ……

星来は頭上から何かが落ちてくるのがわかった。
そして、それが少女だとわかり、受け止めた。
たま:お前ナイスキャッチだったぞ!
星来:…(また新しいやつだ)
太郎:あ!たまだ!!
鬼童丸:お!ほんとうだ!
たま:ここにいたんのか〜探したんだよ〜

穴の中を覗いているシンのところに氷李がやってきた。
氷李:シン。何をしている。たまはどうした
シン:穴に飛び込みました…
氷李:お前は飛び込まなかったんだな
シン:…はい。穴の中には星来と剣がいるはずです
氷李:そうか。それはちょうどいいな。シン、今すぐ主のところに行って客人をお連れしろ
シン:客人てまだいたんですか?
シンは走って主のところに向かった。

主のところについたシンは主に説明をした。主は扇子を閉じて立ち上がり
イズコの前で片膝になり、手を差し出した。
主 :姫。お帰りの時間のようですよ。そこまでお送りしましょう
イズコ:…(食事中だけど、主の手に右手を載せる)
主とイズコの後ろをシンと天狗はついていった。

シンたちが氷李が待つ穴のところにつくと、
鏡を持った星来と、たま、太郎、鬼童丸に遊ばれている剣もいた。
主は氷李に目配せをすると、氷李はうなずき、星来に合図を送る。
鏡に月光を反射させる。白く光る鏡には青年がたまたちの名前を呼んでいる姿が映し出された
たま:健人だ!
太郎:本当だ〜
鬼童丸:かくれんぼの鬼なのにだらしねぇ〜
笑いあうたまたち。
主 :ほら、君たちの帰りを待っている人がいるから、帰ってあげな
太郎:しょうがないな〜
鬼童丸:隠れっぱなしもつまらないしな
たま:帰るぞ!
太郎:じゃあね。犬!
たま:またな犬たち!
剣 :だから俺は犬じゃなくて剣だ!
たま・太郎・鬼童丸は笑いながら帰って行った。
それ続いて白い煙と和本を持った女性が通って行った。
シン:あれ?今なにか通らなかった?
星来:あぁ
剣 :ほかにもいたのかよ…
天狗も帰り、最後に主が鏡のところまでイズコの手を引き帰した。

剣 ;今ので最後だよな
シン:たぶん
主 :それにして今回は客人が多かったな
星来:鏡を戻してきます
氷李:主も屋敷にお戻りください
主 :あぁわかった。そうだ。あとで、酒とつまみにスルメと味噌きゅうりを頼んだ
シン:え?それって

にぎやかだった一夜が再び静かな夜に戻っていく。
白き月は名残惜しく西の空へ沈んでいくのであった。
(終了)

おぉおお長かったのに、こんな終わり方でよかったのかちょっと不安だったり〜
でも、私は後悔していない!自分が楽しかったから!
今回はすでにわかっている通り、式さんの作品「屋敷神ノ屋敷」
からお化けたちをお借りしました〜すみません
言葉遣いは思いっきり私の想像のもとで書きました。
イメージを壊してしまったらすみません><(必死)
よし、書き終わったから式さんに思いっきり謝ってきます!

それでは今日はこの辺で!!
失礼!!


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