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2004/10/02(土)
モナリザのエチュード
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誰でも知ってる絵を描こうと思ってモナリザを描きました。ダヴィンチはそれほど好きではないけれど描くとこの画家の凄さはわかります。やっぱりモナリザには何か神がかったものがあります。たぶん骨から描いて皮膚を重ねてったんじゃないかと思うんですよね。描いててそれは思ったんですけど。ダヴィンチは筆跡を執拗なまでに消してるんですけど、僕はそういうの嫌いなんで逆にタッチをつけていくように描きました。ちなみにサインもダヴィンチになぞらえて鏡面文字になってます。私事ではありますが三年半働いた職場を去ることにしまして、その記念に描く絵はモナリザだろうと決めてました。三年半、人が何か出世したり資格を得るのに充分な時間です。それを僕は無駄にしてしまったんだから、ここからはもっともっと真剣に動かないと、と思ってます。とにかくこの状況に慣れすぎ、煮詰まり、もう何も出てこなくなってしまったのです。新しい風を入れてそろそろ第一幕を下ろそうと思いました。
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