秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年2月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29            
最新の絵日記ダイジェスト
2005/02/28 だいぶ、前の話になりますが・・・。
2005/02/15 ミュシャ展に行って来ました!
2005/02/13 音楽に助けられる日々ですよ。
2005/02/11 コロビノヨロコビ
2005/02/07 めまぐるしかった三日間。

直接移動: 20052 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2004/02/29(日) 黄金の左手
朝から絵を描いてます。おかげで眠い。これから仕事なんですが、今日の俺は違います。なんせ明日休みですから力が否応無しにも湧きあがってくるってもんで。今回の絵はここにきて行き詰まってます。大して狙いがあるわけでもないし、時間も無かったんで突発的に描き出したのはいいんですが、少し物足りない気がする。本当にただ美しいだけではあまり感情に訴えかけてこないのでは?と思ったり。(女の子と一緒やね。)いや今回は気取り無く美しさだけで勝負だ、と思う自分もいつつ。自分の中で葛藤しているわけです。ゴッホと花展を見たとき、同じ静物でも、ヴラマンクには勢いとワイルドさがあり、ルドンには朽ちていくようなもろさがあり、セザンヌには圧倒的な強さと存在感があり、モネには幻覚のようにけぶる美しさがあった。ゴッホには狂気があった。俺も少しはそういった何を描いても自分だ、とわかるタッチが見えるといいんですが。絵の話ばっかですいません。たまには普通の会話もしないとなあ。

2004/02/28(土) タフになりたい。
えー、仕事から帰ってきてへばって寝てました。ものすごい納品と人手の無さでクレームも出るし、今店は過去で最悪、これがつぶれる前の店か、と思います。もう荷物も倉庫に入らないで溢れ返ってます。三年勤めてきたけれど、本気でやめたいと何度も思いました。フリーターなことをいいことに人の足りない、ミスの出やすい、イヤーな時間帯ばっかシフト入れられるし。給料も変わらないからモチベーションも上がりません。その上仕事ばっかり増やされるわけです。最初は自分の力で何とかしてやるぐらいの気持ちでいたけど上の人間の暴挙、軍国主義的な言動が気に入らない。もう自分の意見はあの店では通らないから言うこともないし。大体休憩中もガンガン呼び出されるし。俺はもうタクシードライバーのトラヴィスのように鏡の前で銃を構え、やつらに制裁を加えるのです。というのは嘘ですけど。俺は割とまじめなんで精神的にすごく疲れます。自分がミスやらかしてないか、家に帰っても不安だったりするわけです。時々自分で「俺は天才だから大丈夫」なんて暗示かけないとダメになったりするわけです。もうそんなことしなくても自信満々の顔で胸を張ってストリートを闊歩できる人間になりたい。だってやってけないもの。この日本ではそんなすぐにへこんでたら。ああ、タフになりたい。休みはもっとほしい。

2004/02/27(金) コールドプレイ聴いてます。
今日の晩飯はカキフライです。さっきまで絵描いてました。絵描く時って皆、人それぞれ違って実物見て描く人、写真見て描く人、想像で描く人っていると思うんです。ゴーギャンは景色を見て描くけど想像したものも描き入れちゃう人。特殊なのでいくとノーマンロックウェルで舞台設定を作って(モデルや小道具を使って場面を作ってしまうわけだね。)描く人。これはいかにもアメリカ人らしい発想。俺もいろいろ試してみるんですが、今回は写真をたくさん集めてきてそれを組み合わせて描いてます。フォトショップ使ってる方でしたらこんなのは写真で簡単にできるじゃんって云われそうですがあくまでアナログでやるからいいんです、と答えます。ところで俺は音楽聴いて描く派なんですが、はかどる曲とそうでない曲ってあるんですね。今日はコールドプレイです。レディオヘッド大好きなんですけど、いいですねー,コールドプレイ。男の裏声ボーカルにはまりやすいのかなあ。(しかもどっちもボーカルクソカッコいい!顔、声、パフォーマンスどれをとっても。)曲もなんか夢の中につれていかれるようで心を捕まえられる。そうロックって基本的にスローでダラダラした中に激しさとか怒りや憂いをぶっこむものなんですよね。なんか日本でロックっていわれてるものはビートが早すぎると思う。

2004/02/26(木) 詩を書いてました。
ああこれから仕事です。今日は卍で使う予定の詩を書いてました。詩は僕の担当になることが多い。団地妻も僕が書いたんですよ。けっこう役を作りこんで書くと詩ってスラスラ書けるもんです。自分のことを書くのは恥ずかしいですからね。ちなみに今日書いてたのはシーサイド・スーサイドというまた韻が踏みたいだけの詩。ああ本当は絵描かないと間に合わんのになあ、という感じもしますが間に合わなかったら他の公募展にだせばいいやと開き直ってます。今昨日の鍋の残りで雑炊食べてます。今日なんかすごく晴れててもう春到来って感じですね。もう鍋物ともおさらばになりますね。俺春が一番好き。花見が一年で一番好きなイベントで次が花火かな。だから秋冬はもう死んでる・・・。半年暗い気持ちでいたわけです。やっと俺の季節がやってきます。テンション上がってきます。ビバスプリング!!

2004/02/25(水) やっぱり絵がすき。
ダイアリーリニューアルしました。前のだと更新作業が大変だから、fc2で借りました。なるべく毎日日記だけでも更新しようと思ってます。ところでここにきて変なバンドや小説のコーナーが出来て、絵は?と気にしてらっしゃる方もいるでしょう。ここ最近はバイト漬けの日々なんですが、ちゃんと描いてます。公募展用の絵で、テーマがチューリップ。今まで絵はたくさん描いてきたけど、花って意外と描いてない。専門のデッサンの授業以来かも。美しい絵になると思います。最近、絵を描く姿勢が変わってきてて、前まではメッセージやアイデア重視だったんですが、今は単純に人に喜ばれる絵を描きたいと思うようになりました。wing museumにplaha's barって絵がupしてあるんですが母がいたく気に入ってくれて。あまり絵を誉めてくれたことなかったんで、すごく嬉しかったんですね。あらためて反応あっての絵だなあと気付いたわけです。喜ばれてなんぼだなあと。そんな中でイラストレーターになるのもいいなって思いが芽生えてきてます。画家になるのが第1志望だったんだけど商業として絵が消費されるのに抵抗があったんだけど、自分にとって一番大事なことは絵を描く行為そのものであってその環境を維持することであって場所はたいした問題じゃない。それにどんな形であれ人のために絵が描けるのならそれはそんなに悪いことじゃない。と思うようになりました。これからはイラストレーターになるための持ち込みもやっていこうと思ってます。
話は戻ってチューリップの資料集めてたんですけど、同じ花でも色によって花言葉って違うんですね。チューリップで云うと「永遠の告白」というロマンチックなものから「絶望的な愛」という悲劇的なものまで幅広くある。でもどれも愛の言葉で、そうかチューリップは愛の花なのかと思いました。今回の絵にそういうのがちょこっとでもでればいいと思ってます。

2004/02/18(水) ビートルズ写真展
先日、ここのBBSにもよく書き込みくれる友達のバイト先に行きました。池袋にあるアムラックスという、車の展示場なんですが(試乗もできる!)彼の仕事がそこで行っているビートルズの写真展の監視員だったんで興味と暇潰しもかねて行ったんですね。
まず池袋にビビった。俺は生まれつきの根っからの東京っ子ですが、池袋に行ったのは数回しかなくて、それもかなり小さい時なので久々に見た池袋の印象は、うわあ都会だなあって。ほら渋谷とか新宿とかのが行き慣れてるだけあってショック無いけどフツウにビルディング高!って思いました。建物全部高くて、空もいつもより上に見えて新鮮でした。ニューヨークってあんな感じかな。
そんな街の中にあって友達のバイト先もかなり最新式で高い建物の中にありました。
実は俺、この年で免許持ってないんですけど、そんな俺でも乗りたくなるようなカッコいい車がたくさん展示してありました。普段もちろん入らない場所で、とにかくキレイなビルで最新式の設備が整ってて、こんなとこで働くのもいいな、なんて思いました。
で最上階で働く友達と目が合うなり、笑ってしまいました。スーツだよ。普段着しか見たことない子なので、うわあ!いつからインテリの仲間入りだよ!と思ったわけですね。
とりあえず、ビートルズの写真見て回ったんですが、昔の写真だから手焼きで数に限りがあるんだそうです。だから版画みたいに隅に何分のいくつってのが書いてある。若い数字のものほど価値が高かったりする。俺はロックンロールしか聴かないってくらいロック好きで、もちろんビートルズは好きってより、そうだな、あって当たり前の存在なんです。そしてジョンレノンっていう人に興味があり。何がロックってのは非常にあいまいな線引きで、聴いてるうちにわかってくるよ、っていう感覚的なものなんですがその人の生き方そのものであり、何かを変える力であり、誰かのヒーローであり、そんなところですかね。その写真展ではずっとビートルズがかかってるんですが、もう聴こうと思わなくても気付くと耳に入ってくる、流れてくるのがビートルズだなあとつくづく思います。友達が仕事終わるの待ってる間、ライブシアターも見たんですが「ゲットバック」のライブがすごくよかった。アップル社の屋上で警官に止められそうになっても真っ向挑むかのように長髪をなびかせて歌うジョンは、もうロックを体現してて、うひゃあって思った。そう表現を抑圧するものと戦うのもまたロックであることを付け加えて置きます。その後、友達と立ち飲みBARでスコッチ飲んで帰ってきました。有意義な一日だった。とりあえず明日からイヤな社員にアッカンベーする勇気を持とう。そう心に誓った。
そしてそんなロック好きな自分のために、超身近バンド「卍爆走隊」のコーナーをコンテンツに設けました。けっこう音楽のジャケット作るのが最近好きで、こっちは絵というより写真いじくったりして、まあ趣味範囲でね。やらせてもらいます。俺の気持ち悪いドロドロした部分を(笑)お見せします。

2004/02/12(木) カットモデルやったのだ!
弟が美容師やってまして、先日カットモデルやるためにはるばる小田急線に揺られ出かけました。実家では何度も切って貰ってるんですが、弟の美容室で切られるのは初めて。人見知りな俺は少しキンチョーしてたんです。弟はちゃんと働けてんのか、何しろはちゃめちゃな子なのであいつがやっていけてんのか心配だったり、そんな兄貴心もあり。でも入るなりびっくり。ウチの弟の馴染んでること馴染んでること。まるで実家で親といるのと変わらないくらい馴染んでました。冗談かましたりして。あの不器用な弟がよく溶け込める場所があったなと思う。それでしばらくどんな髪型にするかの打ち合わせがあり、切り始めてからは弟も真剣だった。バシバシ切り落とされて床には黒い毛の固まりが落ちてって、俺はなんか眠くなってきてうつらうつらしてきたんです。ああもう完成かなと思った頃、弟のお師匠様がおでましで「レザーの使い方がそもそも間違ってるんだよ。」と言って手直し&教育を始めた。確かにお師匠の腕さばきは素人目にもわかるくらい、弟のそれとは歴然の差があった。なんか迷いのないスムーズな動き。ハサミ裁き。ハサミがまるで一つの生き物のようだった。(村上龍の十八番やね。)しかし出てくるのが遅いぜ。お師匠。俺のすでに短くなった髪は更にどんどん短く刈り込まれていった・・・。しかもお師匠「ほらここなんて切りすぎちゃって(髪)ないじゃないか。」とか言ってるし。もう本人ハラハラでよ。しかも弟は師匠のアドバイス聞いてないで俺の頭見て「それにしても白髪増えたなあ。」とか関係ないことつぶやいてるし。もう恥ずかしい・・・兄として。まあそれでもなんとか無事終わって、小田急線の帰り道、俺はそんな弟がうらやましくもあるなと思いました。顔も性格も全く違う兄弟なんでホント腹違いじゃねえか?と疑ったくらいですが(笑)、俺が考え込んで行動するタイプなら、弟は考えないで行動あるべしってタイプなんで、たまに見習いたいって思うんです。俺みたいな人って考え過ぎて自爆ってパターン多いですからね。思い切りインローにシフト入っちゃって抜け出せなくなって、そういうのって危険。
ああ、そうだ。このサイト、コンテンツ2つほど増やそうかと思ってます。最近冷静に自分のサイト見れるようになってきて、他と比べちゃうとまだまだやりたい放題できてないなと。まだその内容は秘密です。絵だけ見てさらっと帰られないようにアクセスのインフレ目指してがんばります。

2004/02/05(木) ほっつき歩いてます。
今日また絵本UPしたんですけど、これもまた4年前の作品。「センチ」ってタイトルはセンチメンタルの略です。この話って救いがなくて、何が言いたいの?ってよく聞かれるんだけど俺もよくわかんないっす。とにかく悪いことって連鎖するし繰り返す。今日も誰かが死んで誰かが泣いてる。そういうことに対して単純には、どうにかなるとか、大丈夫なんて自分には言えないし、だったらそれに無理に答えを出さずにそのまま形にしてもいいじゃんって思うんです。それってもろアマチュア的考え方だけど。ストーリーテーリングはヘタクソですけど(話がいきなり飛ぶから。)けっこう自分では気に入ってます。
そうそう、リンクでPLAHA(俺が代表の3人組アートグループ)のHPに飛べるようになったのでぜひ見てください。俺の絵はどうでもいいですから(笑)。他の二人の絵は美しいですよ。俺が保証します。ダダサバンナと違う所はTOPにする絵の投票やってるところですね。まだ立ち上がったばかりで淋しいんで遊びに行ってやって下さい。
最近はほっつき歩いてます。それこそバイトの休憩中であれ。まだ見つけてない素敵な場所があるんじゃないかと思って。そういえばこないだ友達の引越しの手伝いで高田の馬場行ったんですけど。いい街でしたよ。活気があって。安い飯屋たくさんあったし、なんかまだまだ開拓できそうな街。で、その時来た友達で、十代の女の子に本気で恋しちゃった男がいて、酒の席でそんな話を聞いたのもあって、馬場の印象は青春の街って感じですね。ほっつき歩きは楽しい。580円で鮪丼も食えたし。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.