秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/03/03(水) 美術館へ行こう。
今日になって絵の締め切りまで10日足らずなことに気づき、切羽詰まっています。ここんとこ、仕事行っては絵描いての生活でこれといったおもしろニュースもありません。改めて絵描きさんて地味な生活だなあって思います。大半の時間を自分対自分で過ごすわけです。ミュージシャンがうらやましい。できた曲をライブではっちゃけて演奏することもできるし、いつでもどこでも聞いてもらえるし。こう、ダイレクトに反応が返ってくるのが一番うらやましい。絵はがんばって描いても美術館でしかあまり普通の人が見る機会はないし(だからイラストレーターになろうと思った。)その反応が一番ありそうな美術館ですら当の作者はそこには居ないのです。大体、皆さんはどんな風に絵を見るだろうか。その前に一番最近で美術館に行ったのはいつですか?絵の見方がわからない、という人けっこういると思います。俺の家族でも父と弟はそうでした。すんごい足早に通り越して早く出たがるタイプ。もしこのサイトで絵に少しでも興味が湧いた、美術館行ってみよ、という方がいたなら、次はとりあえずこんな風に見てください。強制じゃありません。まず一人で見ること。俺はおばちゃん達が大勢でくっちゃべって見てるのが一番不可解です。それで何がわかるの?何が感じれるの?と思います。まず自分の世界に入って自分の目で見て感じること。最初はそこからです。有名な絵だろうとつまらないと感じたら飛ばしてけっこう。面白いと感じたものをじっくり見ればいいんです。それで興味の湧いた画家がいたらその人の人生やら心情やら技法やら時代背景やらを知識に入れて見ると、また違った楽しみ方ができるようになるわけです。どうしても恋人と見たい、一人で行くなんて暗い、という方もとりあえず見るときだけは自分の世界に入って見てほしい。絵と対話する感じで。あとはなるべく時間に余裕のある時に見に行ってほしい。せかせかあせって見ても何も感じられません。体調が悪いなんて論外。眠い時もダメ。基本的に映画を見るときに近い感じですね。ライブとは違って大勢で騒ぐような楽しみ方じゃないんです。どっちかというとヘッドフォンでしっとりバラード聴くような感じで。


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