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2004/04/17(土)
「デビッド&リサ 心の扉」
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昨日は「BARTENDER」をUPするのが楽しくてついつい夜更かししてしまいまして、今日は休みだったんで午後起きて、買い物行ってから、絵描いてました。卍用の絵なんですけど、前も日記に書いたようにセザンヌを参考に描いてます。絵を描くのがまた最近すごく楽しくなってきて、いっぱい画家っていますけど、特に今は荒々しい表現を身に付けたいですね。淡い感じやはかない繊細な感じにも憧れますが、自分がやるなら強い絵だろうと思うんです。どうも性格上そっちは向いてないみたい(笑)。僕は色使いをよく誉められますけど、もっともっとこだわりたいと思っちゃいました。ホントにセザンヌの絵を見れば見るほど自分には思いつかない色使いだなと思うんです。けっこうそのまんまやると濁っちゃったり、でも封じ込めていくとつまらなくなるので、荒っぽさをなるべく活かして完成させたいな。あと注目してるのはドラクロア、ロートレック、ミュシャ、ゴヤ。この辺からは特に吸収すべきことがたくさんあるな、と思ってます。夜中には映画見ました。またケーブルでやってたのをなんとなく見たんですけど、以前見たことのある映画で、前におもしろいなあ、と思ったやつでした。「デビッド&リサ 心の扉」っていうタイトルの映画なんですが、精神病の青年たちが社会復帰を目指すっていう内容の映画なんですね。二回目だったけど俺この映画好きだわあって心底言えるくらい好きな映画ですね。今度やったらビデオ撮ろうと思ってます。メインは、潔癖症で他人が自分の体に触ると発狂してしまうデビッドと、韻を踏んで会話しないと気がすまないリサの恋愛なんですが、他の恋愛もの大嫌いな俺がこれだけは、許せる。というかすごく好きだ。上手いんですよ。雰囲気の描き方が。精神の再生っていうテーマがそうさせているのかもしれないけど。人間誰だって一人で、境界線張って誰にも理解できない悩みを抱えて生きてるけど、それでも誰かに手を伸ばそうとする。期待しようとする。この人にならひょっとしてって。そういう言いようのない孤独と、それでも誰かと分かち合おうと前に踏み出すような切ない感じがもう俺にはストライクゾーンでした。この場合の恋愛は、日常にありふれた恋愛じゃなくてお互いが居ないと死んでしまうというような生きるための恋愛なんです。
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