秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/04/20(火) 「片道切符」をUPしました。
休みはいいなあ。最近ここで毎日言ってるセザンヌを意識した絵ですが、ようやく完成してUPしました。卍でUPするために描いてたんですが、割と出来がいいんで文字とか入れるのが惜しくなってきてfang museumに何もいじってないものを載せました。けっこう色が強い絵なんで詩に合うように卍の方は控えめなアレンジにしました。ところでこの「片道切符」の詩は友達が書いた詩なんです。僕にはもうこんなこっぱずかしい詩は書けません。(BARTENDERは僕です。)でもこう、どんどん場面展開していくとこがこの詩おもしろいなあ、と思って絵でも車窓の景色の時間が移り変わっていくようなアイデアにしました。でもホントは曲がすごくいいんです。当初、このダダサバンナのテーマソングになる予定で、友達がmidiで作ってくれたんですけど、今インターネットで音楽流すだけで有料になっちゃったんで、その話はおじゃんになった。まだあきらめてはないんですけど。ところで詩を書いた本人曰く、駆け落ちの歌なんだそうです。なので暗い絵でもないんですがfang museumに載せました。あとは買い物いったり、「ノイズ」って映画見たりしました。クソ映画でした。宇宙から帰ってきた飛行士の夫が人が変わったようになってしまう映画で。結局宇宙人に体を乗っ取られてしまったとかいう、ありがちなオチで。休みはいいですねえ。

2004/04/19(月) 失敗を恐れず初志を貫く。
今日は夏ってくらい蒸し暑いですねえ。今日もバイト一人の日で、周り社員だらけでそれだけでいやーな汗かきます。一人だとあれやってこれやってと集中打の如く、僕に仕事が集まってくるのでミスが出やすくなる。しかも僕しか居ないんでミスしたらバレバレだし、そういうプレッシャーがあるんですね。ま、逆ギレですよ。僕の場合はっきりと表に出さないのでたぶんそんなに感じ悪く見えてないと思うんですけど。声出しがオーバーになったりヒステリックになったりする。大声出すのはストレス発散になります。声出す分には怒られないし。とにかく怒られたり注意されるとやる気なくなって何日か引きづるくらいへこむタイプなんで怒られないようにやらないと気が済まないんです。俺ほんとこんなへこみやすくて社会に出て行けるか不安。怒られなきゃいいんだけどそうもいかないからなあ。自信満々の人間になりたかった時期もあるけど自信あるときほど隙って生まれやすい。でも自信が無いとこっちの不安見透かされて不信感抱かれちゃうから、何事もバランスだなあって最近は思う。帰りは土砂降りになってました。変な天気です。今描いてる絵は卍に載せるにはもったいないくらいいい出来です。いや僕が気に入ってるだけなんですけど。久しぶりにこんなに色にこだわったかもしれない。けっこう乱暴な色使いが自分の中では新しい感覚だなと思ってます。

2004/04/18(日) 秋山、”朝まで生討論”編
今日は日曜日という事もあり、バイト勢が揃い踏み。心配してた子も就職が決まったそうで、朝から下ネタ。なんかバイトで下ネタ話すの久しぶり。前はよくしゃべる女の子いたんだけどその子はやめちゃったし、だからなんか、そうそうバイトってこんなもんだよな、俺何まじめにやってんだろ?なんて朝は思ってたんですけど、午後になってバイトの一人が客にめちゃくちゃ怒られて、それを見て体が萎縮して二の舞になるものかと慎重にやってたらガチガチになってしまって妙に疲れました。いつもの倍は緊張してましたね。そんで、家帰って絵の続きを描いて寝ました。早かった。9時くらいには寝ちゃいました。そうそう、先日人質解放のニュースで感じたこと書きましたけど、まだ相変わらず波紋を投げかけてますね。もうあのニュース一色という感じで。あとはマサヤとトシの騒動。どうやら、どちらのニュースでも「自己責任」という言葉がテーマになっているようですが(今年の流行語になりそうな勢いですね。)なんだか同じ言葉でも僕には全く違う意味合いを持ってる気がしてならない。人質解放の方はいい大人が自分の責任で救済に向かったのに親も本人もあまりに意識レベルが浅はかであるという話で、マサヤの方は全く選択能力のない子供に責任を持たせて選べって話だと思うんですよ。ほんと馬鹿げてる話だと思う。選ぶっていう行為は経験があってこそ、初めて選べるもので何も知らない子供に選べるわけがないんです。ただ、この2つのニュースの共通点といえば親と子の問題だってことです。子供がボランティアで行ってるのに、自衛隊を撤退させろって言い出す親。子供は解放してもらったありがたみを知らないでどれだけ周りの人が動いたか知らないで戻りたいなんて言い出す始末。子供にはもっと親に何があっても構わないってことを伝える義務があるし、親はそんなことを言い出すくらいなら行く前になんでもっと必死で止めなかったのか。意見の相違なんです。誰かを救いたいって安易な気持ちだけで人は救えない。そんな簡単じゃないと思うんです。人を救うにはそれなりの覚悟が無きゃいけない。マサヤの方はある意味ではそういった親子のつながりにつけこむような宗教的な事件だと思います。競争社会において人と人の関係が希薄になってそれが家庭にまで降りて来たこの現代、大体、公共広告機構の宣伝で、まず子供を抱きしめてあげて下さい、なんて云われなくてもわかってるよってことが平気で流れちゃうくらいに親と子の絆すらあやふやになっちゃってるわけです。今の大人は本当に情けないと思う。あのなんとかオブハートは置いといてあの子供たちの親は何やってんだろう。子供は無力で助けてやれるのは親しか居ないのに。そんな怪しい団体の白黒も見分けられないほど狂っちゃってるんですかね。宗教は常に生命の危機感がある場所にしか根付かない、そういうことをある人が言ってました。だから日本には特定の神様が居ないのだと。神様は居なくても生きてけるかもしれない。でも側に誰も信じれる人が居なくなったら、それこそその人は不幸だと思います。

2004/04/17(土) 「デビッド&リサ 心の扉」
昨日は「BARTENDER」をUPするのが楽しくてついつい夜更かししてしまいまして、今日は休みだったんで午後起きて、買い物行ってから、絵描いてました。卍用の絵なんですけど、前も日記に書いたようにセザンヌを参考に描いてます。絵を描くのがまた最近すごく楽しくなってきて、いっぱい画家っていますけど、特に今は荒々しい表現を身に付けたいですね。淡い感じやはかない繊細な感じにも憧れますが、自分がやるなら強い絵だろうと思うんです。どうも性格上そっちは向いてないみたい(笑)。僕は色使いをよく誉められますけど、もっともっとこだわりたいと思っちゃいました。ホントにセザンヌの絵を見れば見るほど自分には思いつかない色使いだなと思うんです。けっこうそのまんまやると濁っちゃったり、でも封じ込めていくとつまらなくなるので、荒っぽさをなるべく活かして完成させたいな。あと注目してるのはドラクロア、ロートレック、ミュシャ、ゴヤ。この辺からは特に吸収すべきことがたくさんあるな、と思ってます。夜中には映画見ました。またケーブルでやってたのをなんとなく見たんですけど、以前見たことのある映画で、前におもしろいなあ、と思ったやつでした。「デビッド&リサ 心の扉」っていうタイトルの映画なんですが、精神病の青年たちが社会復帰を目指すっていう内容の映画なんですね。二回目だったけど俺この映画好きだわあって心底言えるくらい好きな映画ですね。今度やったらビデオ撮ろうと思ってます。メインは、潔癖症で他人が自分の体に触ると発狂してしまうデビッドと、韻を踏んで会話しないと気がすまないリサの恋愛なんですが、他の恋愛もの大嫌いな俺がこれだけは、許せる。というかすごく好きだ。上手いんですよ。雰囲気の描き方が。精神の再生っていうテーマがそうさせているのかもしれないけど。人間誰だって一人で、境界線張って誰にも理解できない悩みを抱えて生きてるけど、それでも誰かに手を伸ばそうとする。期待しようとする。この人にならひょっとしてって。そういう言いようのない孤独と、それでも誰かと分かち合おうと前に踏み出すような切ない感じがもう俺にはストライクゾーンでした。この場合の恋愛は、日常にありふれた恋愛じゃなくてお互いが居ないと死んでしまうというような生きるための恋愛なんです。

2004/04/16(金) 卍に一点UPしました。
今日も一日中バイトだったんですが、やっぱり社員の居ない日は楽しい。バイトだけってほんと気持ちよく働けますわ。ははは。帰ってきてから今日仕上がった写真を使って早速一点卍にUPしました。「BARTENDER」という曲のジャケットなんですが、もう曲自体は去年からできてて、ギャラリーで既にUP済みの「bartender」を描いてた頃、この絵に合う詩はなんだろうと思ってさらさらっと書いた詩なんです。それを友達の一人に手紙と一緒に渡して曲つけてもらった。で、完成するまでちょっと時間が空いてしまって、もうそのための絵はUPしちゃってるし、でもいい曲なんでこれも絶対UPしたいなあと思ってた頃に今度は、その曲にぴったりな絵が引き出しの奥からでてきたんです。複雑なんですけど。その絵はリーマンブルースというシリーズを描いてた時のものでもう二年くらい前のものなんですが、今の自分もなかなか共感できる強い絵だったのでこれをのせようと思いました。今度は、じゃあこの絵を使うんなら卍のメンバーにはもがいてるポーズをしてもらおう、と発想していきました。いっつも汚れ役の子(チョモランマで脱いでる子。)がいるんですけど、今回はカッコいい使い方してます。なんかいつもだと悪いんで。

2004/04/15(木) イラク派兵と人質解放について。秋山”ニュース23”編。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズを見ました。ケーブルでやってたのをのほほんと見てたんですが、軽いながらもダラダラ見れる映画で面白かった。最近疲れるし忙しいからかな。あんまり内容が詰まったものより、少し余裕のある脱力感のあるものを欲しているのかもしれません。だからって癒されたいなんて少しも思わないしもっと何かに打ち込みたいと思うんですけど。最近仕事してても休めるところで休まないで、もっとやることありません?とかってかえって鞭打ったりします。うちの店二階まであって、二階が化粧品で、割とヒマなんですけど人手不足で男の僕も入ったりします。周り女の子ばっかだし暖房入ってて客も少なくて眠くなる。(かわいい子も居ないし・・・)本来休めるところなんですけど何かしてないと今の時間、俺何も手に入れてない!とかって後悔するくらい色んなことに貪欲になってます。それも動き出せないことの焦りが形になって表れてるんじゃないかと思います。とにかくほんの小さなことすら無駄にはしないで自分の血や肉に変えたいわけです。ところで話変わりますが、今日仕事から帰ってきたら人質が解放されてましたね。僕も本当によかったと思います。あの人達はボランティアで行ったそうですが、それでも親は気が気じゃなかったろうし、何かあっても了承するなんて覚悟はできてなかったろうと思います。イラクでは毎日何百人の命が無くなってて、その人達からしたらたった三人の命でも、命の重さは同じです。今回のニュースで感じたのは、やはり他国への自衛隊派兵自体が初めてということもあり、世界の目と日本国民の目線があまりに違うところで交差しているなという印象です。日本人にはまだ世界のために犠牲を払うことの理解も免疫も無いし、そのための覚悟もできていない。かといって、ただ何もせずに待っていればそういったものが付いてくるわけじゃない。経験することでしか本当には理解できない認識なんだと思います。しばらくはまたこういった派兵したことによるごたごたは続くんだと思います。でも本当に答えの見えない問題ですね。ひょっとしたら今までみたいに世界のために何もしないでも平和にやっていける方法があるかもしれない。けれどアメリカに頼らなきゃ生きていけない事実があり、アジア諸国で仲良くやりたいとこだけど相変わらず日本は嫌われてるし、軍事を見せないと北朝鮮に舐められるし、派兵は必然だったんだろうな。ってわかっていながら、自分が行くのは絶対嫌だし、どうしても戦争ってものの影がちらついてしまう。そこに突き進んでは絶対にいけない。人道支援っていう爽やかな大義を抱えたところでよその国へ入ったら、もうそこは血みどろの世界なんだよな。

2004/04/14(水) さよならは悲しい響きだけど
今日は雨が降ってたので店もすいてて落ち着いて仕事できました。一日一回は辞めたいと思うんですけど、そんな時、妙に周りの人が優しかったりして。なんか微妙。いや辞めますよ。もうこれ以上親しくならないように気をつけます。昨日僕の絵を飾ってくれてる喫茶店のお姉さんに会いに行ったんですが、元の仕事に戻って、喫茶店は知り合いに引き継ぐと云っていて、なんか淋しかった。長い付き合いだったし、まあこれで会えなくなるわけじゃないんだし、とは思いつつも、そういうまわりが動き出してくことに敏感になってます。
カメダさん(bqgraffightという絵のサイトの管理人さん)も新しい道に踏み出しているし、なんか自分だけここから動き出せずにいることが不安で悔しい。後悔しないうちになんとかしないとな。でも俺わかったことがあって、綺麗な終わり方なんてどんな形であれ、ありえないんだってことで。やめたら絶対誰かに負担はかかるし、文句云う人はいるだろうし、かといって少しは寂しいとか悲しいって思ってくれる人もいるだろうし、どのみち綺麗さっぱりとは終われないんだろうな。

2004/04/13(火) ゆめりあフォント
ちょっと私用で誕生日のプレゼント買いに行ってたんですけど、大泉学園の方へ行きまして。ついでに写真撮って来ました。夜だったんですけど駅前のネオンが綺麗でらせん状の橋が面白くて、いつの間にか夢中でシャッター押してました。ゆめりあフォントっていうデパートの中にも色んな店があって和菓子がおいしそうだったんで買って帰りました。で夜は寿司を食べて誕生日祝ってあげました。その子が今落ち込んじゃってるんで、僕はなんとか元気だしてやろうと思ってたんですけど、いつも何も云ってやれなくて、側に居て黙って見てることしかできなかったんです。でも今日は積極的に声をかけてみて、励まし続けることも無駄と思わないで続けていれば少しはその人の力になれるんだ、と思いました。結局その子のプレゼントはゲームにしたんだけど一緒に朝まで付き合ってやってました。次の日疲れたけど、その子が楽しんでくれたのと自分も楽しかったってことで、うん、けっこう満足。

2004/04/12(月) セッションしました。
卍のメンバーで集まってセッションしました。僕気合入りすぎて前日、詩を書いてたら、大幅に遅刻しました。最近温暖傾向にあるのでもう夏の格好でいったんですけど日が長いのをいいことに調子こいて遅くまでやってて風邪ひきました。頭いてえ。うーん。僕らがやりたい曲って難しすぎて、(実力に比べてね。)ギター二本ではすでに厳しい領域に達してます。ここでいうのもなんですがドラム募集です。メンバーいわく熱すぎず優しい人がいいそうです。まあ僕はジャケット作るのが楽しいので早く新曲ができてくれないと困るんです。この日は全然これといって曲もできなかったんですが、あいつらといるのは非常にラク。いい意味でね。なんか気合い入れて会う必要がないっていうか、二人ともあんまりプライドないっていうか、余計な気負いが無くて生きてるんで他の人といる時の気を使う自分じゃなくて済むんだな。ほんと素朴な連中なんですよ。出たがりでもないし適度にシャイなんで。流行とか気にして生きてないし、時代とか無視してるようなとこがあいつら最高にロッケンローだなと思うんですけど。

2004/04/11(日) 人間観察。
相変わらず、新しい子を雇う気も無いみたいで毎日レギュラーで先発出場、リリーフも勤めるピンチヒッター的存在の俺ですけど(バイトの話ね)たまにはベンチウォーマーになりたい。休憩中、近くの憩いのベンチで日向ぼっこをしていると非常にいい気分転換になります。色んな人がたぶん仕事の休憩で集まってくるんですけど、(エプロンとか仕事着をつけた人が多いのでわかるのです。)ケータイで誰かとしゃべってるのが聞こえると聞き入ってしまうのです。まあ仕事の商談とかは聞いててもつまんないので聞き流すけどね。今日なんて、女の子が恋愛の話を先輩かなんかに話してるのが聞こえてきて気になっちゃいました。なんかわっかいなあって。青春のそういうのから、だいぶ遠ざかってますけど嫌いじゃねえんだな、そういうの。人の恋愛の相談に乗るのはすっごいめんどくさくて嫌いだけどね。何が好きかって、そういう事実から裏を想像することがね。俺性格悪いから。その女の子の中には先輩に話すことでラクになろうとしている自分がいて、さらには先輩に気をもたせようとする欲張りな自分もいる。本人はそのことを知ってか知らぬか全く自分に比がないかのようにしゃべっている。なんかそういう筋道を立てて考える、想像するって楽しい。一つのちっちゃいことからどこまでも壮大に広げて考えるっていうかな、そういうのが。そこに何かあるから面白いと思うんだろうけど。他にもバンドマンやら写真家やら色んな職業の人がリラックスしてしゃっべってるので、それを聞いてるのが密かな楽しみ。

4月絵日記の続き


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