秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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最新の絵日記ダイジェスト
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2004/05/31(月) ストライキ起こしたい。
うう、仕事しんどいです。汗まみれ、汗から生まれたエイリアンみたいな毎日です。しごかれてる気がします。今回の店長は侮れん。部活時代を思い出します。若いのにすげえなと思ってるんだけど、もうイヤ、俺弱音はきながらも続いてるのすげえなと思うもん。ホントはこんな話で日記が汚されてくのもイヤだなあと思うんですけど。うん、なんか楽しい出来事あったらこちらに分けてください。刺激的だもんな、この職場。朝から予期せぬことが毎日起こるし。ムカつく意味でね。数年前と店の経営状況も大分変わって、もう人が減っても人件費削減で人入れないし、それでもなんとかなってしまってる現状が痛々しい。ゆっくり死んでってるんですよ。希望の国のエクソダスじゃないけど。一歩一歩限界に近づいて行ってる感じです。店がもうつぶれてしまうような状況になればいいんですけどね。ストライキ起こるとか。そこまでじゃないからただひたすら厳しいんですけどね。もうちょっとさ、こういう状態になった店に見切りつけないでがんばってる僕らに優しくしてくれてもいいんじゃねえの、とは思います。っていうかストライキだったら自分でも起こせるのに起こさない俺も俺なんです。日本人は嫌いです。俺自身も嫌いです。なんで当たり前のことを当たり前と言えないんだろう。イヤになります。暗くなってはないんですけど。今日は最近僕の中で流行ってるバイトの子の決め台詞でしめます。「めんどくせえ!!」今年の流行語になるはずです。要チェキラです(古!)

2004/05/30(日) できそこないの日曜日。
今日も一日仕事で大変でした。ただでさえ日曜日なのに気難しい店長と副長を相手にしているのだから無理もありません。今日の僕の相棒はとっくにキレかかってましたが、僕はおしっこがもれそうなのを我慢してレジに入ってたので、不満や怒りではなく、ただ膀胱が痛かったです。客の前にぶっかけられたら、なんてすっきりするだろうと思いますが、その時はそんなこと考える余裕はありませんでした。最近は店長が口うるさいのにも慣れてきて、あんまり頭にきたら店長はラリッてると思うことにした(笑)。でも疲れました。帰ってきたらしばらく放尿、じゃなくて放心して体育座りして部屋の隅見てた。今日ただでさえ暑い上にちょこまか動き回らされて、汗でダラダラになって溶けそうになった。六連勤なんでこれくらいでへばってる場合じゃないんですけどね。でも俺今日幾分動きにキレがあった気がする。昨日のウィスキーのおかげかもしれません。ウィスキーは次の日イヤな酔いが残らないから好き。朝ばっちり目覚めたし。そーいや、この前デブ専の友達が見た夢を詩にするって話、しましたけどそれがやっと昨日完成しました。いい詩が書けました。いつか卍でもUPする予定です。そのデブ専が今度はパンクっぽい曲書いたというので今それを聴くのが密かな楽しみです。ところで「バーバー」を見ました。コーエン兄弟の。オーブラザーとは全然テイストが違っててびっくりした。上手くいかない、切なさや情けなさがよく出てました。多少ダラダラ間延びした感じはありますが、俺好みの映画でした。救いがない。一歩踏み違えると人生急降下、そんなことって実際あると思います。自分が想像した方向とどんどん逆の方に話が転んで行くのがなんとも奇妙で独特の怖さがありました。トムヨークが影響を受けるのもよくわかる気がした。

2004/05/29(土) バイト飲み!
バイトで飲みました。楽しかったです。一人の女の子がやめちゃったんで仲間内でささやかにお別れ会をしたんです。男2人女3人。社員が居る時と違って割と皆の本音が聞けて楽しかった。で、皆ほとんど俺より若いんですけど、ああ案外しっかりしてるなあ、と思った。通って来た道はそれこそ全く違えど、どんな道を通っても大人になってくし、その人を作っていくんだなあ。あいまいにだけど皆それなりに将来のビジョンてのをちゃんと持ってる、そんな気がしました。みんなそれぞれ譲れない大事なものがあって希望がないように見えてもちゃんとある。そんなまじめな話をしてたわけじゃないんですよ。ムカつく社員の悪口とかお笑いの話とか合コンの話とかしてたんですけど、ただふとした瞬間、そういうのが垣間見えるんです。子供が何より生きる糧になってる子もいれば、上司をぶっつぶしてのし上がろうとしてる人もいて、また愛情が一番大事な子も居れば、望みは大きくないけどバランスよく世の中を渡っていこうとする子もいる。少し勇気がでました。ほんとにいい雰囲気で飲めたなあ。冗談交えながら、ほのぼのした飲みになりました。発注ミスでやたらビールを飲む羽目になりましたが、(ジョッキで4本頼むはずが瓶で4本きたのです。)ウィスキーに焼酎もカシスソーダも飲みました。仕事の飲みもいっつもあれくらい楽しいといいんですが。

2004/05/28(金) お笑いは世界に誇るべき文化。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。この暑い季節、集中力に欠けているのは僕だけでしょうか。夏はこれからなのにすでに夏服がネタ切れです。去年の、いや下手したら去去年の服を使い回してる秋山です。そろそろ年齢的に若い格好がキツイ秋山です。最近馬鹿みたいに頭が破裂するほどニュースのことで悩みます。偽善者のおごりと云われるかもしれないけど、なんか自分にやれることがないかと思う。それは常に付きまとって、皿洗ってる時もゴミ出し行く時も、買い物行く時も眠る時も考えています。かといってそれを具体的に絵にしても数多くの戦争映画を見た時感じるように虚しさしか残らないでしょう。だからなるべくもっと身近なものから発想させて戦争につなげていくようなアイデアを生み出そうとしてて、なかなかそれが出てこない。お笑い番組好きなんですけど、お笑いとかでさえ冷静にこいつらは戦略的にうんぬんなどという見方をしてしまいます。はたから見るとそれは笑える絵面なんでしょうけど、お笑いの世界って深い。庶民に近いところにあって中には社会風刺的な内容のものもある。でも笑いがあるからあまり重くなくて、多くの人の意識に入っていきやすい。アメリカの笑いとか見てるとホントレベル低いんですよ。あからさまに黒人差別して笑ってたりするし。お笑いは日本が誇れる文化の一つではないでしょうか。話変わって、ヤモリがウチの外にある洗濯機の裏に住みついてます。毎年夏になると現れるんですけど、今年も出てきてたまに夜中ウチのガラス窓を通り道にして横断します。それがめちゃくちゃかわいい。夜中の密かな楽しみになっています。

2004/05/27(木) 副長と対決の日々。
朝からバイトの人手不足で一日中働かねえ?とキレやすい副長に云われ、夜二人しか(従業員)いねえんだよと頼みこまれ、泣きそうになってるのですごくいやだったけど延長することにしました。頭に来るんですけど俺がやめようと思うと誰かがやめて、やめられなくなる。ほんと新しい門出っていうの迎えたいんだけどなかなかそうもいかないっす。年の近い奴にあれしろこれしろと云われると無性に頭に来るのは僕だけでしょうか。ところでまたポートフォリオ作りました。二回目。だんだんこなれてきて前よりうまくできた。今度の公募展なかなかややこしいです。作品搬入前に作品の完成図とキュレーション(作品展示の仕方)の指示を書いた表も提出しなくちゃなんない。

2004/05/26(水) ネオン街にて。
今日は新宿に行きました。一人で。天気もいいし、作品のアイデアもイマイチ出てこないし。特に何するってのは決めないで行ったんですけど。新宿けっこう好きなんですよね。夜のあの下品なネオンが妙に落ち着く。あの街のごちゃごちゃした色使い好きです。色んなものが周りに遠慮なく赤や青や黄色や緑の光を発してる。それを見ると少しだけ力が湧いてくるような気がします。結局頭から絵のことが離れずに世界堂に行ってしまいました。ユザワヤでいつも画材買ってるんですけど、ユザワヤにないおもしろいものがあったら買おうと。結局、自由樹脂という変幻自在のプラスチックとデッサン用のチョーク、横に幅の広いチョーク、全部芯になってる鉛筆なんかを買いました。紙も相当面白い材質のものがあったんですけど、今日は買わなかった。考えないようにしてても最近は政治のことや世界情勢が頭から離れず、それが作品に反映されるようなものを作りたいと思う。でもそれって難しい。なんか知識って増えれば増えるほど、モノが云えなくなるもので、誰かの立場になればなるほど、意見は曖昧になるものです。無知だからこそ恐れず云える、稚拙だからこそ伝わる、そういうものもあるんでしょう。今より昔の方が俺自身はっきりモノが云えたし。よく初期の作品の方がよかったなんて云うじゃないですか。音楽でも絵でもそうだけど。特に人の命がかかってたりすることや戦争のことってはっきりした意見ていいづらいと思うんです。だからと云って事柄だけを描いてもそれじゃ報道や伝記と変わらない。人の心を捕らえるにはそれじゃ不十分なんです。決して守りに入りたくないんです。ガツンとやりたいんです。失敗しても間違ってても批判されてもいいから。

2004/05/25(火) ヘロヘロヘロイン。
えー、今バイトから帰ってきてヘロヘロヘロイン状態です(意味不明)。今日は数ヶ月ぶりと言っていいくらい疲れました。たぶんハードスケジュールの時はそうでもないんですよ。休み続きでたまに入るからもうパワーダウンしてるんすよ。俺遅番ばっかだったしぬるい感じでなれてたからもう完全に途中でバテバテで、後半はトんでました。暑いのもあったけど本部が馬鹿みたいになんかお中元のプレゼント送ってきたんです。悪魔のプレゼントですよ。おまけに神経質な店長と、風邪気味のキレやすい副長と、どっかのマフィアみたいなサービスバイザーに囲まれ、ダーっと安い物1、2個買う為にずらっと並ぶ客をレジで切り倒し、夜は女社員が子連れで来て、その子供が俺のレジの周りでうろちょろしてぎゃあぎゃあ叫ぶ叫ぶ。もう気がふれる五秒前でした。ホント俯瞰で見てる自分がいて、これ喜劇のシチュエーションかよ、と思いましたよ。俺にとっては悲劇でしかなかったんですけど。スリルが欲しいって昨日云ったけど、こんな形ならいらないっす(笑)。皮肉たっぷりに刺激的な職場だこと、と呟きながら帰ってきました。ただいいこともあって給料日だったんですけど、けっこう振り込まれてました。これってボーナスも入ってるんかな。早速「サイン」を買いました。ボニピンも聞きたいし13歳のハローワークも読みたい。遊びにもいくぞー。

2004/05/24(月) 遊びに行きたいっす。
新しい作品作りをするために外をかっ飛ばしてました。特に何をするでもなかったんですが、こもりっきりだったんで気持ちよかったっす。うーん、アイデアとしては浮かんでるんですが、何か作る時って細かいディテールまではっきりと浮かばないと結局駄作になってしまうんであとはどうやって煮詰めていくかっていう作業があります。今回は公募展目的なんで、奇抜なアイデアが必要になってくると思います。小さい作品なので、それをいかに存在感をだすかということに頭を悩ませてます。っていうか遊びに行きたいっす。関係ないけど。(笑)なんかねえ、座り込んで必死に悩んでるばっかじゃ、作品も日記も書くことなくなりますって。しかし誰もつかまらん。今更ボーリング付き合ってくれる人いないし。海とか行きたいんだよなあ。今はじけたいんだなあ、はじけろって心の声が云ってる。スリルもなきゃ刺激もない。でも若い人と一緒にしないで下さい。確実に年とったのは自覚してますから。残念。冷静さと知識でいっぱいになったらはじけてバランスとる。何でもバランスが大事。

2004/05/23(日) 超能力
ここんとこ友達と会えてないんですが、僕の回りはお休みが日曜の子が多いです。なんだかんだ云ってまだ日曜休みという制度が世の中では根強いんですねえ。僕なんかは日曜大嫌いなんですよ。皆休みだから街に人が多いじゃないですか。自分だけ休みだったらなんか気分いいから大人になったら絶対日曜以外の日を休みに当てたいと思ってたんですね。したら友達とも会えないんですけど。基本的に一人で何か作ったりしてるんで時間持て余すってことはないんだけどチーム戦ていうのにはあこがれます。今年はデザインフェスタも出てないしなんか団結して一つのことに向かってくことに異様に飢えてる。自分の予期せぬ力が引き出されるじゃないですか。自分以外の人によって。卍のメンバーで僕と昔っからの腐れ縁みたいな男がいるんですが、彼がたまに変なことを言い出すんです。夢でこういう光景を見たから作ってくれと。あんまりにもおかしな内容なんでどこまで本当かわからないですけど、僕はそういう夢あんまり見れないんでうらやましく思います。でそいつがデブセンを自負してるんですが、ある日「俺好みのデブの女が、この人に決めて、っていう曲書けって云ってる夢見た」というメールが入ってきて、朝から笑ったんですけど、とりあえずその詩を書こうかな、と。幽霊は信じないけど予知能力やUFOはあるような気がしてるんですよ。UFOはこんなに広い宇宙には人間以外に生物が居ても不思議はないって思ってるからなんですけど、予知能力は俗にいうサイコ的意味合いじゃなくて、すごく人間が集中した時に発揮される普通のことじゃないかなと思う。予測って誰にもできるじゃないですか。ボクサーとかって相手のパンチが出されてからよけたんじゃ間に合わないから予測してよけるんですけどそれといっしょじゃないかなって。ずっと前にテレビで、鉄の棒だけで箱の中身を当てるっていうプロの人が出てて、その鉄の棒を箱に当てると中に入ってるもので音が微妙に違ってそれを聞き分けて、中に何が入ってるかわかるそうなんですね。だから超能力というけど、単に能力が長けてる人のこというんじゃないかなって。だから明日からは超能力じゃなくて長能力と云おう。

2004/05/22(土) 訪朝とK−1
今日は日朝首脳会談や家族の帰国などで日本大揺れの一日でしたね。僕小泉さんはよくやってるなと評価してるんですよ。参院選と自分の年金問題を明らかに意識したタイミングでの訪朝もそうだけど、今までを見てきて、そんなに間違った判断はしてないと思います。水俣病(だったっけか?)の国としての賠償金を潔く払ったり、靖国参拝にこだわったり、自衛隊の人道支援を送ったり、今までの総理大臣にはなかった決断力を持ってると思う。それをちゃんとパフォーマンスするのも忘れないし。そのカードを切るタイミングもわかってるなあって思う。田中真紀子を支持率を獲得したらあっさり切り捨て、福田さんを年金問題で切って管直人を党首から引きずり降ろした。そもそも拉致問題に本格的に手を付けたのは小泉さんが初めてだってことをメディアも国民も忘れてるような気がして。社会党なんて金を送ってたわけで。今回のことは正直残念です。北朝鮮に支援するというのはあまりに強力なカードで下手したら今までの苦労を泡にしかねない。経済的な危機に追い詰めていたのに、次は何をカードに拉致被害者を取り戻せばいい?それもわかりますがとりあえず見守ろうと思ってます。小泉さんにも何か考えがあってのことかもしれないし。じゃないとわざわざこの時期にそんな博打を打つかなあ、と。失敗して首を締める可能性があるのは覚悟してたろうし、そりゃうまくいけば民主に差をつけられたんだけど。蓮池さんが曽我さんに気を使って、素直に喜べないと云っていたのが印象的だった。家族に再会できるというのに素直には喜べない。これが時の流れと戦争の代償なのかな。素直によかったね、と云えないのが悲しい。話は変わってK−1も見ました。小粒ぞろいだったけどおもろかった。扱い地味だったけどグレコが見れました。サムグレコ昔からずっと好きなんですよ。判定で負けはしたものの上手いっすねえ。惚れ惚れしちゃいます。空手からK−1で総合という流れなんだけど、常に前のスタイルに捕らわれない、あくまで研究熱心。何でも身に付けてやろうっていう貪欲さがいいですね。マウント取られても腹の方にしがみつけばパンチ逃れられるんじゃん、て思った。あれ見てもっとただの力任せの選手は勉強しろって思いましたね。須藤元氣もよかった。成長著しいね。俳優業はやめた方がいいよ(笑)

5月絵日記の続き


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