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2004/05/18(火)
最近のニュース。
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最近、おもしろニュースがたくさんあってテレビから目が離せません。小泉と小沢の駆け引きもそうですが、ムーア監督の「華氏911」がとうとうカンヌで上映されます。僕は海外の人って日本人に比べて、公と私という区別がさほど無い気がします。なんで日本人は人のことは人のこと、政治と自分は関係ないって思えるのか、不思議でしょうがない。とっても距離があると思うんですよね。自分が持つ社会って言うビジョンが最も浅いのが日本人なんじゃないだろうか。小泉、小沢の年金問題を街頭インタビューしてるニュースを見てて、こんなに日本人の想像力は劣化してたのかとびっくりしました。あの問題自体は政治上の駆け引きとしても、それと関係なく街の人々のしゃべってることがいかに政治に関心が無いか、浅いか、加わる気がないか、出てたと思います。間違ったこと云ってても構わないけど、考えることすらしてないんじゃないかと思えたんですよね。アメリカはメディアに踊らされすぎてるけど、日本は政治と国民が断絶されてしまっている。芸術家にしても芸能人にしても海外の人ってのは社会とどうやって関わって折り合いをつけていくかってことにすごく関心があると思うんですよ。学生運動が激しく行なわれていた頃、まだ日本にはパワーがあったと思うんです。それが正しいか、間違っているかは別として。僕なりに海外ではもっと戦争も貧困も身近なもので、明日はそれが自分にふりかかってくるという危機感があるから政治は自分と切り離せなくなってしまうものなんだと思ってます。日本ではそれがない。自分のアクション一つで世界に影響を及ぼす可能性があることを誰もが実感してないんだと思います。ムーア監督の「ボーリングフォーコロンバイン」を見た時、とても刺激を受けたし挑発された気分になったんですね。もっと広い目で世界を見つめて、自分もそこに参加したいと思った。声を上げ行動したいと思った。自分がこの世界の一員である以上。
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