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2004/05/26(水)
ネオン街にて。
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今日は新宿に行きました。一人で。天気もいいし、作品のアイデアもイマイチ出てこないし。特に何するってのは決めないで行ったんですけど。新宿けっこう好きなんですよね。夜のあの下品なネオンが妙に落ち着く。あの街のごちゃごちゃした色使い好きです。色んなものが周りに遠慮なく赤や青や黄色や緑の光を発してる。それを見ると少しだけ力が湧いてくるような気がします。結局頭から絵のことが離れずに世界堂に行ってしまいました。ユザワヤでいつも画材買ってるんですけど、ユザワヤにないおもしろいものがあったら買おうと。結局、自由樹脂という変幻自在のプラスチックとデッサン用のチョーク、横に幅の広いチョーク、全部芯になってる鉛筆なんかを買いました。紙も相当面白い材質のものがあったんですけど、今日は買わなかった。考えないようにしてても最近は政治のことや世界情勢が頭から離れず、それが作品に反映されるようなものを作りたいと思う。でもそれって難しい。なんか知識って増えれば増えるほど、モノが云えなくなるもので、誰かの立場になればなるほど、意見は曖昧になるものです。無知だからこそ恐れず云える、稚拙だからこそ伝わる、そういうものもあるんでしょう。今より昔の方が俺自身はっきりモノが云えたし。よく初期の作品の方がよかったなんて云うじゃないですか。音楽でも絵でもそうだけど。特に人の命がかかってたりすることや戦争のことってはっきりした意見ていいづらいと思うんです。だからと云って事柄だけを描いてもそれじゃ報道や伝記と変わらない。人の心を捕らえるにはそれじゃ不十分なんです。決して守りに入りたくないんです。ガツンとやりたいんです。失敗しても間違ってても批判されてもいいから。
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