秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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2004/05/05(水) ちゃんとさよなら。
朝から「ボーリングフォーコロンバイン」て映画見てました。コロンバインの銃乱射事件をとりあげてアメリカに置ける銃の問題を深く掘り下げていく記録映画。おもしろかった!!アメリカっていう国の問題点がすごくわかりやすい形で集約されているので、しかも堅苦しくなくテンポよく描かれているので記録映画といっても退屈しないで見られると思います。なぜアメリカには銃による殺人が多いのかインタビューして回るんですが、これ日本人は特に見るべきですよ。日本もアメリカと同じような危険性をはらんでると思うから。メディアに対する過剰反応とか得体のしれない世の中に対する不安感とか。で、色々考えさせられたんですけど、アメリカはもう戦争をやめられないと思う。それによって経済発展という利益を生み出しているから。アメリカには戦争をしている罪だけではなく援助という形で戦争をさせている罪もあると思うんです。この映画では例としてカナダとアメリカを比較してるんですが、カナダには様々な人種がいて銃の所持も自由、残酷なゲームや映画もあり、アメリカと状況はほぼ同じなのに銃による殺人が圧倒的に少なく、家に鍵もかけない、貧しい人の医療費はゼロ、どうしてこんなに違いが出るのか、探ったりもしています。すごく印象的だったのはカナダ人が言っていた言葉。「アメリカ人が鍵をかけることは外敵から身を守ることだけど、カナダ人にとっては自分を閉じ込めてしまうことなんだ。」僕はそうだよな、と思いました。隣人というか地域の人同士信頼しあってれば、そもそも鍵というものの存在意義すらいらないんだよな。人間はなんて悲しい生き物なんだろう。ああ長くなってしまった。今日は他にも色々あったんです。絵を飾ってくれてる喫茶店のお姉さんが前の仕事に戻ってしまうのでささやかながらワインを買ってお別れを云いに行ったんです。自分的にすごく好きな、素敵な人だったんで、僕別れとか今までちゃんとやってこなくて後悔してるんで、今回はきちんとさよならしたいって思ったんですね。別れってどうしたって淋しいから嫌いでほっぱらかしにしてたんですけど。けっこうこれは賭けだった。ちゃんとさようならって云えるかどうかっていう。でも自然に云えてよかった。こんなに爽やかな気持ちになれるもんなら、今までもちゃんとやればよかったなあって思った。そのあとは仕事の送別会でまたまたお別れ。店長が異動になったんで店の前に集合。店長と僕とは割と戦友的な、確認はしてないけど気持ちが芽生えてたと思うんですね。でも店長の取り巻きとかは嫌いだった。いつも店長のご機嫌伺って合わせようとする奴ばかりで。だから複雑でした。あの店長はそういうこと求める人じゃないし、かえってそういうところが鼻に付いてキレてたんじゃないかなあ、と思うんですけど。正しいと思うことを信念もってやる人が好きな店長だったんではないか、と。だから複雑でしたね。何も連中は変わってないし、解決してないのにさよならかよ、と。そんなわけで不満でした。最後まで皆店長の接待ですよ。お前らキャバ嬢かっての。気の知れた何人かでグループ作ってたんですけど、仕事の話メインだし嫌いな奴こっちくるし。皆活きてなかった。前に異動した仲いい社員がきてくれたのがせめてもの救いでした。あとは大半バネ君と愚痴ってました。抜け出す準備をして、ただこちらも最後にちゃんとお別れの挨拶だけはしました。残された義理ってやつですね。飲み代はばっちり社員と同じだけ取られるし、盛り上がらなかったなあ。もう抜け出せた瞬間、爆走したもん。でもちゃんとお別れをする、礼儀ってもんを尊重するのはいいことだからこれからもきっちりやらなきゃな、とは思いました。


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