秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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2004/06/12(土) ココシュカ
バイトのことはおいといて、僕が毎週土曜欠かさず見てる番組があります。「美の巨人」という番組です。エンタとかぶるのでこっちはビデオに撮ります。かれこれ二年ほど見てますが、小林薫が美術のロマン、画家の内面を軽妙に語ります。これはおもしろい。美術初心者でも絵のよさがわかるし入り込みやすい楽しい番組です。教育テレビの美術番組とは大きく違って堅苦しくないので少しは見習って欲しいものです。今回はココシュカ。この画家、僕は知らなかったのですが、めちゃくちゃよかったです。クリムトの弟子でシーレ以外にこんな強烈な凶気剥き出しの天才がいたとは。クリムトはなんだかんだ先見の目があると思います。ブサイクだけどプレイボーイ、んでもって絵のモデルとして自分に魅力を感じなかったため(すっごい美しい絵を描くんですが、本人の顔は変態オヤジそのものって感じなんです。)生涯自画像を描かずにきれいな姉ちゃんばっか描きつづけたクリムトですが、弟子に選ぶ男はクリムトの優しい美しい絵とは真逆の汚いものまでえぐりだすように描く男達なんです。一番経済的に成功したのはクリムトだけどたぶん自分には描けないものを描ける二人に嫉妬してたんじゃないかな、なんて思います。シーレもココシュカも相当いっちゃってる人達なんで人生もすごいけど(シーレは子供誘拐しようとしたと誤解されて監獄に入れられるし、30代で死んじゃう。ココシュカは別れた恋人の人形作ってそれ連れて社交場にでかける。)絵みればド天才なのはわかると思います。っていうわけで絵に対する情熱がまたふくらみました。今はキリコみたいな絵描いてますけど、もうちょっと変えないとただのパクリになりそうなんで、もっと自分らしさを出していこうと思います。キリコの虚無感だけうまく取り入れたいんですが。絵描くの楽しくなってきたんでこの気持ちを大事に、仕上げていきたいな。


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