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2004/07/26(月)
「ひつまむし」というたべもの。
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一緒に住んでるコとCD-Rの読み書きできる機械をハードオフに買いに行って、その帰りにちょっと贅沢に「ひつまむし」を食べました。初めて食べたんですけど、美味かった。ウナギってあんまり好きじゃないんですよ。だからそのもの自体の美味さというよりは食べる過程が楽しいたべものなんですよ。料理と一緒に説明書がついてくるんですけど、最初普通にまず一杯鰻丼として食べて、二杯目は刻みネギを添えて食べて、三杯目でわさびを添えてだし汁をかけてお茶漬けにして食べる、と記載されてるんですね。最初、「うわ、なんてめんどくせえたべものだ。」って思ったんですよ。でもその手順通り、うまく配分しながら食べていくと、不思議と最後のお茶漬けを食べ終えた後、とっても幸せな爽やかな気持ちになるんですよ。で、これはおもしろいと思ったんですけど、日本文化特有の食だなと思うんです。一つのものを色んな角度から味わうというか、食べる過程そのものが食につながっていくというか。めんどくさいようで手が込んでて、細かい日本人の性格を表した、いい仕事の食べ物なんですよ。パブリックアート、見てる人が参加するアートなんかとも似てる気がするんですよね。中尾彬とか決して普段好きじゃないんですけど、ちょっとグルメっていいなあって思いました。食べ物一つとっても深いなあと。ということでこの夏イチオシの食べ物です。夏バテ気味のあなたはぜひ一度御賞味あれ。
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