秋山亜軌の日記です。著作は秋山亜軌にあります。文書・画像の無断転載禁止です。
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2004/08/10(火) サマーソニック04に行って来た!!その3
クラムボンがなかなか出てこないので、そろそろマリンステージに戻ろうと皆でマリンステージに引き返すと、すでに長蛇の列。次はSAM41だったのですが、連中がこんなにすごい人気とは思わなかった。さっきまで割と簡単に出入りできたはずの千葉マリンの集客数は次第に膨れ上がっていきました。ここからの流れがアヴリル、グリーンデイにつながっていくのもあったろうけどとにかくSAM41から増えることはあっても減ることは無かったです。最初、並んでてもスタジアムに入るまでにSAM41に間に合わないってことをスタッフさんに言われたので観客席の高い位置から見てたんですけどSAM41のヘビメタっぽいパンクを見てるととても上から見てるのは耐えられなかった。絶対間近で見たくなる。今からでも間に合うさ、ともう皆で猛ダッシュ。数曲聴いた後だったので流れはさっきよりスムーズになってました。それでも相当並んだ。結局、稲葉好きの友達だけが一人勝ち。後で聞くと、そこからずっと前列で見れたそうな。僕らもそれからすごくがんばって並んだのでアヴリル、グリーンデイは前列で見れたんですけど、SAM41、とってもカッコよかった。前で見たかった。若いのに技巧派なんですよ。パフォーマンスはけっこうおもしろめなんですけど、しっかりとした地盤があるからあんな風にアレンジで暴れられるんだなあって思いました。うまかったですよ。音合わせでめちゃくちゃ技見せ付けてた。そしてアヴリルの出番なんですけど、前列に若い女の子大集合でした。僕も本物がどれくらいキレイなものか興味あったんですけど、すごいイメージ違った。めちゃくちゃちっちゃかった。背丈150センチくらいしかないそうですね。声もCDで聴くよりオンナノコって感じの声だった。もっと大人の女性を想像してたんですけど。コドモじゃんて。でもやっぱりかわいかったっす。友達はアヴリルの「ミンナゲンキー?」っていうおぼつかない日本語にメロメロだった。ただちょっと周りの空気怖かった。写真かまえたオタクとこれまた写真かまえた刺青の入ったヤクザ風の男がケンカしてました。ホントは写真撮っちゃいけないのにさ。歌より顔に注目が集まっちゃうのはある意味ではかわいそう。そういう空気すごくあったから。なんか他の演者の時より皆ステージとの距離近かったし、写メール撮ろうとしてる連中一番多かった。行き過ぎる行為は引きますね。ただ女の子がんばってた。アヴリルも客の間を肩車で歩いたり、パフォーマンスも歌も一生懸命だった。歌唱力はCDで聴くよりイマイチだったなあ。がんばってるのは伝わった。だからアイドル的な部分がぬけてそこからが真価だからアヴちゃんがこれからどうなるか楽しみではあります。そしてラスト、オオトリを務めますはグリーンデイ。ビリージョーとグリーンデイがどうしてあんなに人気があるのか分かった気がする。会場のテンションは紛れも無くピークでした。集客も満員で後ろ見るともう人の山。すごかったですよ。球場全部人で埋まる光景っていうのは。会場の熱気を冷ます為に最後の水まきが行なわれ、寒いくらいびしょぬれになったんですけど、すぐ暑くなるので問題なかった。ステージが真っ暗になり、グリーンデイが現れるともう大歓声とモッシュの嵐。ここで倒れたら間違いなく死ぬと思った。前列はキツくて少し後退しました。ビリージョーはレイセフォーに通じるもんがあると思った。ミスターエンターテイナーなんですよ。決して客を退屈させるのを許さない人。終始パフォーマンスがおもしろい。でもバンド自体がすごいポテンシャルとテクニックを持ってるからただのオフザケじゃない。大マジメにふざけてみました、といった感じ。決してスタイルのよくないビリージョー。でもコミカルなイメージだけではない、かっこいいと思わせてしまう何かがあるんです。それはギターめちゃくちゃうまいとか、声がカッコいいとか、サービス精神の豊富さとか、あくまで客とコールアンドレスポンスで対等に絡もうとするところとか、空気を一つにしてしまうカリスマ性とか色々あると思うんだけど、もはや、それが無意味なことのように底抜けに明るい曲があるだけでした。僕なんてファンでもないのにやる曲やる曲皆どっかで聴いたことのある曲でした。それだけ、日常に馴染んでいる曲だってことです。前に友達と飲んでるとき、本物の魚は水槽でも海でも泳ぐぜ、なんて話を高円寺でしてて、それって本物は商業的なことやっても自分のしたいことやってもどのみち成功する、サマになるって意味を含んでるんですけど、正にそれでした。本物を見たって感じ。「ギター弾ける奴!」という問いかけで客をステージに上げてギター弾かせちゃうあたり、恒例らしいけど素敵でした。最後にアンコールでクイーンのウィーアーザチャンピオンをカヴァーしてこれもすごくハマってました。パンクって枠すらもう超えちゃってる。僕的にはビリージョー、声が一番いいなって思った。確かにお前ら今日のチャンピオンだよ、と思った。花火が上がって、そーいや今年初花火見たって思った。そうして長い一日は幕を閉じました。帰り終電無くなって、一つ前の駅から歩いて帰りました。体中筋肉痛でしたが気持ちよかった。一方では自分にあんな風に人を感動させることができるだろうか、というジェラシーも抱きながら。


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