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2004/10/10(日)
Ons en Brayレース
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今日でフランス最後のレース。 先週のレースで、知り合いの選手はみんなシーズン最後だと言っていたから、 最後だし今日は人数は少ないだろうと思ってたら、50人くらい集まった。 しかも結構チームでまとまってきている。 出走20人くらい希望だったのに・・・いつになったらオフになるんだよ!少しは勝つチャンスくれ!
スタートして左に曲がり、微妙に上りながら右コーナーを抜けて左に曲がり、横風のだら下りになり、 左コーナーを抜けて100mほどの上り返しになる。 上りきって左に曲がり、横風だら下りを下り、左に曲がり、アップダウンの道を通り、 ゴールまで300m上る2.3q×35周。 クリテちっくなレースなので、パンクしたらニュートラルで1周待って復帰することが出来る。 ものすごく寒いので、長袖、ホットオイルを塗ってレッグウォーマー、真冬用シューズカバーで出走。 レッグウォーマーで走ってるのはだいだいとエシケンさんだけだ。 フランス人は指きりグローブに短パン姿。中には半袖のおかしい奴もいる。 こんなコースで最初から逃げが決まるわけないのに、スタートした瞬間から掛け合い。 とりあえず脚が回るまで、あまり下がりすぎないように集団で待機。 そしたら3周目にいきなりパンク・・・おいコラ!まだ6キロしか走ってねーぞ!! スタート地点まで行き、後輪を交換して集団が来るのを待って復帰。 ニュートラルがあって良かった〜。ていうか最近パンク多すぎだし! 日本のレースじゃ一回もパンクしたことないけど、フランスではパンク大王になってしまった。 しかも換えた後輪はシマノ9速なので、カンパとの相性が悪い。 歯飛びしまくりで、踏んだ時には勝手にギアが変わってしまう。 こんなんじゃかなり脚にきてしまう。
中盤4人の逃げが決まり、後追いでフランス人と2人で抜け出した。 1周かけて前の4人に追いついたけど、半周くらいで集団に追いつかれた。 カウンターくらって横風区間で1列棒状状態。 だいだいは瀕死状態になり後ろに落ちてったら、辻ちゃんが尻を押してくれてなんとか息を吹き返した。 危うく千切れるところだった。 コーナーの立ち上がりで何回もゲボが上がってきて、もう吐く寸前。かなり顔がイッてるハズ。 そして脚を回復させているうちに、10人ちょっとの逃げが決まってしまった。 日本人は誰も逃げには入っていない。 周回ごとに久保さんがタイム差を教えてくれる。40秒差。差を埋めろ!と激が飛ぶ。 アタックが掛かると、ペースが上がったり落ちたりするから、逃げになかなか追いつけないので、 毎周回ゴール前の上りで、フランス人がアタック掛けられないくらいのスピードで引いて、15秒差まで詰めた。 ここまで来れば、みんなアタックして追いつくことは分かってたから、 上り終わってからはアタックに反応できる余力を残して前を引いた。 思った通り掛け合いが始まり、だいだいもなんとか付くことができた。そして逃げ集団に追いついた。 カウンターで3人飛び出したけど、潰した。 残り10周。 依然ペースは落ち着かず、掛け合いが続いている。 他のレースでもチームプレイしてくるオレンジチームがうざい走りをしてくる。 前に1人送り込み、他の3人はコーナーの立ち上がりなどで減速&中切れ攻撃。マジうざすぎる! 残り5周くらいか、ゴール前の上り終わった時に一瞬、ほんの一瞬ペースが落ちた。 その瞬間おっちゃんがひょろひょろっと抜け出した。それに続いてオレンジチームが1人抜け出した。 横風で2人だし、決まらないだろうと思ったら、 横風区間でオレンジチームがペースを落とし、差が開いてしまった! 掛け合いが始まったけど、差が縮まらない。くそー!!やられた!!
そのまま最終回に。最後の上りは10番手くらいで突入。思い残すことはないくらいもがいた。
最後のレースは15位だった。エシケンさんと、辻ちゃんは最後沈んでいった。 勝ったおっちゃんは元プロなのだが、表彰式で見たら、 もうシワシワのどっちかといえばじいちゃんに近い風貌だった。 フランスのおっちゃん共は強すぎる。
フランスはもう春先までレースがない。最後まで粘って出た日本人は稀だろう。 ラストのスプリントに備えた以外、アタックが掛からなかった周回は無かった。 ラスト2周まで常に掛け合いの、最後に相応しい、きついレースだった。 名残惜しみながらレース会場を後にした。
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