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2004/05/23(日)
うるるん感動記
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今日は午前が８kmの個人TT、午後からロードレースのステージレース。
Herveが６時４５分に迎えに来ると言っていたので、目覚ましを５時５０分にセットしておいたにも関わらず、
６時半に目が覚めた。
ぎゃーす！！Σ(￣□￣|||)飯食ってる暇がないよこりゃ！
慌てて支度し、パンは車内で食べることにした。そして７時にHerveがやって来た。
フランス時間で助かった・・・(;^_^A
TTは、寒いし、アップもちょっとしか出来なかったので、脚がちっとも回らずめっちゃ遅かった・・・。
そして、Anthonyがリーダージャージ（マイヨ・ジョーヌ）を取ったので、午後はお仕事だ。
ロードは別の町で１５時スタートなので、お昼は高速のパーキングでテーブルを広げ、みんなでピクニック。
下ネタで盛り上がる。だいだいもまた余計なフレーズを覚えてしまった。。。
ていうか日本の女性が絶対引くようなことも、こっちの女性は普通に笑ってるからすごい。
Anthonyとかも親の前じゃ言えないようなことも普通に言ってるし、感覚が違うことを実感。
ていうか、Anthonyの父ちゃんも結構アホだ・・・。
ロードレースは３０ｋｍ×３週回。
前半は脚が全然回らなくて、集団にツキイチしてるだけで辛かったけど、中盤から体が温まってきて脚も回りだした。
選手が１０位以内に入っているチームが波状攻撃してくるので、ものすごくキツイ。
だいだいが動き始めるまではおすG、Davidがアシストしていたが、中盤からはだいだいが滅茶苦茶動いた。
Julienは個人TTで９位につけているので、逃げには乗るがほとんどアシストはしていない。
でもJulienは、総合も狙える難しい位置なので仕方ないか。
２週目、逃げを潰したカウンターで、２人が抜き出た。しんどかったが２人になんとか付けることができた。
上位選手がいるチームからも１人送りこんできて４人になった。
だいだいが引かないので、だいだいをチギろうとして、だいだいの前の１人がわざと中切れして、
間を開けてから一気にもがいて前に追いつく作戦にでてきたので、
ほげ〜と思ったが、そんな事ではチギられなかった。散々文句を言われたが、ジャージを見ろってんだ。
上りに入って、集団が大分迫ってきた。やっと追いついてきてくれたと思ったが、集団から何人か抜け出し、
だいだい達に追いついてカウンター攻撃をくらったが、何とか反応できた。
苦しくてよく見えなかったが、道路にMG（山岳ポイント）まで２００ｍと書いてあったような気がしたので、
もがいたけど、３００ｍ位進んで失速。ＭＧまで２００じゃなくて５００だったようだ・・・。
頂上手前の１番キツイ所で集団に飲み込まれ、大失速。
だいだいも少しは先頭交代に加わって入ればMGは取れたかもしれんが仕方ない。
ドカーンと落ちていくだいだいの姿を見て、みんなチギれたと思ったらしいが、
なんとか集団後方に残り、平坦区間をしばらく我慢。そしてまた前に上がり、逃げや中切れを潰すことだけに専念。
仕事をして脚が一杯になって後ろに失速していく度に、
Anthonyからはお礼の言葉、他のみんなは親指を立てて労を労ってくれる。
こういうちょっとしたことでも、また回復したらがんばろうという気になる。
これでもか！というくらい動いていたが、３週目の１個目の上りで、ついに脚が終わってしまい集団からチギれた。
後ろに下がって行ったら、おすGもチギれてきたので、だいだいはもう脚が一杯でダメだから、
おすGを集団まで戻してからチギれようと考え、
おすGに後ろに着くように指示をだして、集団まで追いつき、
後は頼んだ〜って後ろを見たらおすGはいなかった。え〜！？
おすGはだいだいが動き始めるまで、すごいがんばっていて、きっちり仕事をこなしてきたので、お疲れ様。
そしてだいだいも力を使い果たし、Julien、David後は頼んだ〜、Anthonyオレ達の走りを無駄にするなよ〜
と思いながら、フランス人３人と共にチギれた。
そして、４人で回しながらゴールまで走った。
ゴールしたら、Anthonyが勝ったと聞いて、自分のことのようにうれしかった。
話を聞くと、最後の上りでアタックして集団を絞り、ゴールスプリントで１人抜き出て、
そのまま捲くられることなくゴールしたらしい。
そして監督のMichelから労いの言葉をかけてもらった時、ちょっと泣きそうになった。
自分やおすGのアシストが無駄では無かったので、
期待に応えて勝ってくれたAnthonyにも本当にうれしい気持ちで一杯だ。
他の日本人選手からも、「今日は強かった、見てて感動した」とか言われて、素直にうれしかった。
アシストした選手が勝つことのうれしさはいつまでも大事にしたい。
V.C Rouenみたいにきっちりチームでまとまって走るのもいいと思うけど、
ファミリーチームのQuevillyは友情パワーだ。
Quevillyに入れて本当に良かったと思う。そして今日は、今年フランスに来た中で１番の収穫だ。
日本ではこういう経験は滅多に出来ない。
こっちでは言葉の壁とかあるけれど、その中でこれだけチームプレイできたっていうのも本当にうれしい。
これでQuevillyの絆はもっと深まったと思う。
Anthonyはこれで早くも今年４勝したので、あと何レースか走ったらナショナルに上がってしまい、
遠征が一緒に出来なくなってちょっと寂しいけれど、
まだ１８才なのでプロになれるくらい強くなってもらいたい。
そして、もっといいチームに移籍したとしても、今日のこの経験を生かして欲しいと思う。
Julienは総合４位。Davidも入賞した。Herveは最初の大落車に巻き込まれab。
そしてチームも総合優勝し、賞金はみんなに分配された。
イエイ！好きな物買うぜいヽ(^o^)丿
これで心置きなくイタリアに行ける
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