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2006/04/18(火)
いまさらカルチャーショック
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日曜日に旦那の叔父さん夫婦のお宅にご飯をご馳走になってきた。彼らの子供(旦那のいとこ達)夫婦のお友達など、大勢でわいわいととても楽しかった。デゴ男は愛するイトコ君から巨大なウサギのぬいぐるみとチョコレート、イトコちゃんからはただ今シドニーで開催中の農業のお祭りのようなイースター・ショーで売っていたトーマスのショーバッグをもらって大喜びだった。そのショーバッグはイースター・ショーでしか買えなくて、とても欲しかったんやけれど、お祭りに行くだけでも大金がかかるし、大勢の人がいてうんざりするから今年は諦めていたので、本当に嬉しかった。
デゴ男はみんなに抱きしめてもらったりかまってもらって、昼寝もしていないのに、おじさんの家を出る10時過ぎまで頑張って起きていた。やっぱりその夜は夜中疲れにうなされて、夜中何度も泣いてしまい、私はデゴ男の部屋と自分の寝室を行ったり来たりで、私がつらかったが・・・。
おばさんの家に行くと、なぜか昼ごはんと夕飯の間の4時ごろくらいにいつもご飯を食べることになって、こっちの食欲が勘狂ってしまう。だからいつも昼頃家に着いたら、ご飯ができるまで、料理の手伝いをしながらおしゃべりしたり、つまみ食いをする習慣になっている。この日はおばさん、私、お友達のSさんの三人でチェリーでできたブランデーみたいなお酒を引っ掛けながらサラダを作ったりしていた。
いつも思っていたんやけれど、おばさんは何か野菜を切るとき、絶対にまな板を使っていない。いつも果物ナイフより小さいナイフを右手に持ち、野菜を左手に持って、ボウルの上でちょこまか手を動かして切っている。ナイフは自分の胸のほうに向かうようにして。
おばさんはそれに慣れているので、私にサラダのキュウリを切るように頼んだとしても、まな板を渡してくれない。私も真似して切るねんけれど、もう指を切りそうやし、最悪の場合、勢いあまって胸に刺さってしまいそう。スピードもめちゃくちゃ遅くなる。最後には諦めて、まな板を出してもらう。
こんなのはおばさんだけやと思ったんやけれど、Sさんも同じように切っていた。Sさんに聞くと、オーストラリアに来るまで、まな板なんか見たことなかったそうだ。旦那の家族はみんな、旧ユーゴスラビアの出身者で、今は分裂独立した国々なので、家族内でも今現在の国家で言うと、バラバラの国の出身になる。おばさんもSさんも違う国出身(でも旧ユーゴ)やけれど、まな板なんかはよっぽど大量の玉ねぎを刻むとき意外は使わないと言っていた。
もうびっくりやったよ。私は何か切るときは大きい包丁で、まな板の上で必ず切るから。でもどう頑張ってもおばさん達の切り方では全然細かく切れないし、まな板でトントントンッと切るより断然遅いから、私のやり方の勝ちやね♪、と内心ほくそえんだ私。
私はこういう文化の違いを体感するのが大好きだ。だからいろんな国の出身者がいっぱいのオーストラリアはたまらない!!。
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