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2004/04/01(木)
プルプルとペインター
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昨日の続きですが、今度はスピードはゆっくりです。あ、描くスピードのことです。 特別な設定をしていない丸ブラシで普通に線を引くと、PSP使用者はもうご存知のように、プルプルふるえて、なめらかな線にならないんですよね。車のハンドルでいう、「あそび」がない状態というのか、あまりに細かい揺れまでひろってしまうように感じます。 昨日の添付画像を見ただけでは描き味まではわからないですが、そして、まったくの私見ですが、PSPは最悪の描き味です。次にフォトショですが、PSPよりやや良いという程度で、やはりブルブルするんですよね。 ところがペインターは、少しもブルつかず、筆圧感知も良くて、ブラシの先がすっと自然に細くなります。 オートバイや車ではまっすぐに走るのが一番難しいそうですが、 人間の手もまっすぐに線を引くことはかなりの修練を積んでもなかなかできるものではない、と、鉛筆デッサンの練習書にあるのを読んだことがあります。デューラーやアングルのような天才は定規のごとき直線や円を手でも描けたそうですが、凡凡人の私にはそんな真似ができるはずもありません。 が、それでも、アナログ画でひどく揺れることなく、どうにか線をひけるのは鉛筆にも筆にも適当な重さがあるからではないかと思います。その他、紙との摩擦や、毛のコシ、等がいい緩衝機能になって、手の揺れを緩和してくれてるんですよね。PSPとフォトショは例えたら、摩擦のないガラスに描いているような、あるいは風で揺れるような、細くて軽い筆で描いているものを、サイズだけソフトの機能で太くしているような感触です。 もちろん、パソコン画面より小さなタブレット(私のはインチュオス600、葉書二枚分の大きさ)に描かれたものを増幅しているということもあると思いますが、 ペインターは同じタブレットで描いたものでも綺麗な線として表現してくれることを思うと、PSPとフォトショは、ブラシをたんにタブレットに押し付けられる圧力としか認知していないのに比べ、ペインターは人間の手の動きや筆と紙との摩擦やらを考慮してプログラムされてるんでしょうかね。 しかし、ペインターのブラシは、種類がやたら多く、設定もめちゃややこしいので、2年前に購入したものの、その面倒さにめげて、一枚描いたきりで放ってあります。 どのくらい多いかというと、添付画像にあるもので全体の半分以下です。どのくらいややこしいかというと、左側にあるブラシコントロールでも設定の半分以下です。画像があまりに長くなるので途中で切りました。ブラシひとつひとつにこんな設定を、(する人はないでしょうが)することも可能です。 私がめげるのも理解していただけるでしょう? サイトで愛好者のページを巡ってみても、プロは別として、この膨大なブラシを使い分けている、という人にまだ、お目にかかっていません。大抵は二、三種類の使いまわしのようです。 高価なソフトなので、なんとももったいない話ですが、こんなに必要なの!?というのも正直な気持ち。機能を三分の一にして値段も三分の一にした方がいいのではないかと思いますけどねー。 昨日の日記、PSPのブラシとの比較のため、ペインターをちょこちょこ使っていたら、性能のよさにあらためて引き込まれましたが、この添付画像を作ったところで気力が萎えました。今は確か8が発売されているとのことですが、ヴァージョンアップする気は起こりそうにないです。。。。
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