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2005/10/24(月)
ニーナ(紘士)
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日々爆音に彩られた生活をしていると、ふと無性に静謐な音楽が聴きたくなるときがある。 そんな時、絶対に聴く一枚がある。
矢野絢子 「ナイルの一滴」
このアルバムと出逢うきっかけは、去年のまだ冬の名残りを感じる初春まで遡る。 私は窓を開け放ち、部屋の掃除をしながらBGM程度にラジオをかけていた。 丁度考え事をしながらの掃除なうえ、ラジオから流れてくる曲はどれも退屈で、右から左、左から右に聞き流していたのだが、ふと流れてきたある曲におもわず作業の手を止め、真剣に聴き入ってしまった。 その曲名は「ニーナ」。12分近くもある曲なのだが、それをほぼピアノのみで歌い上げていた。この曲の綺麗なメロディー、悠久の時間を綴った歌詞、力強い歌声、全てに惚れ込み、瞬間的に気に入った。 歌い手の名前は矢野絢子。急いでこの名前をメモし、情報を集めてみると、まだデビュー前の人で、CDの発売日すら決まっていないことがわかった。 それからはだたただニーナとの再会を待ち焦がれる日々。そして矢野絢子のデビューシングルのカップリングにニーナが収録されると知り、発売されてから速攻で買い行き、その日は一日エンドレスで聴いていました。 その後、もう一枚シングルを挟み(この曲も最高)発売されたのがファーストフルアルバム「ナイルの一滴」。もうめちゃくちゃ気に入っています。
激しい音楽も当然好きだが、こういう音楽が生活の一部に無いと、私はきっと生きていけないだろう。
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