つれづれなるままに
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最新の絵日記ダイジェスト
2005/07/19 生きる!終章
2005/05/23 生きる! 続き
2005/05/20 生きる!
2005/04/10 新年度の始まり
2005/03/09 暖かな1日

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2005/05/23(月) 生きる! 続き
 5月20日の続き

そんなこんなで、他のオス犬とボスの座を懸けて取っ組み合いの喧嘩をする
元気があるかと思えば、何日か、ただじっとうずくまり
小さく震えていると言う日を繰り返し発症以来2度目の冬を迎えました。

この冬を迎えた頃から
獣医さんから、言われていた(膨張し続けた患部の破綻)が
起き始めてきました。
人と比較して4倍の速さで成長、増殖しつづけた癌細胞。
詳しい事は判りませんが、癌細胞も細胞。
細胞を維持する為には栄養の供給が必要であり、患部内部の血管が必要ですが
あまりの速さの膨張増殖だった為、新生血管が作られず、
栄養不足と癌細胞自体、欠陥細胞だから、生まれ変わる事ができず
破綻をきたすそうです。

新生血管を作らせない事、それは癌細胞の増殖を食い止める、
有効な手段ですが、それはその後外科的処置と言う前提あってのことです。

マスタッシュにとってはゆっくり病気と向き合い。
完治は無理でも少しでも健康な細胞が増え、元気な姿でいて欲しいと願っていました。

ぱんぱんに腫れている患部はちょっとの事で傷つき、
血管と隔離された患部に載っている皮膚は傷つくと直りません。
これ以後の症状の事はこの日記ではむごいと思いますので書きませんが
進行は進んでいます。

こうなってから、知人や友人とこの犬の事を話した事がありましたが
何人かの意見に「もう、十分頑張ってきたのだから、楽にさせてあげれば」
・・・・・『もう、楽にさせて上げれたら』・・・・・・
友人の言葉は、私たち家族の事、犬の事、十分理解している友の言葉です。

今マスタッシュは自分から食欲を見せることはほとんどありません。
無理やり薬と一緒に口に押し込んで食事を取らせています。
食欲を自分の意志に任せたり、薬を嫌がるからと止めたら、
傷口から入る細菌で感染症か体力低下で直ぐに破綻するでしょう。

  「それでも、生きて欲しい」「一日でも長く」
元気な時、どの犬よりも立派な尻尾で折れんばかりに振り、
喜びを表現した尻尾も今は動きません。
でも反対に顔に表情が出ました。
特に眼が、眼で話かけているようです。
手が空いている家族のそばに来て、
まるで「体中痛むから、さすってくれ」と言ってるようです。
娘や息子がさすってやっても、痛みで硬直しているのか
硬くした体の力を抜き、スースーと気持ちよさそうに寝息を立て寝たりします。
家族が寝て、人の居なくなった部屋で、元気な時あれほどボスの座を懸けて喧嘩していた
一緒に生まれたオス犬(イッちゃん)が震えて寝れないマスタッシュに寄り添い、
心配そうに体を舐めてやっているのを深夜覗くと何度も見ました。
「ああ〜やっぱり兄弟なんだな」

縁あって私たち家族の下で生まれ育った7匹のワンコたち。
 どの子も大切な私たちの家族です。
 
友の意見も踏まえ、私に最良の方法とは!
答えは見つかりませんが、
  
    生きて生きて1日でも長く生き抜いて欲しい。


       誰に読んで欲しいとか、見てもらいたいとか
       では無いけれど書きました。
       自分自身に語り掛けたくて書いたのかも
       読んでいただいたなら、
       ありがとうございました。   5月23日

画像は子犬の時の写真

2005/05/20(金) 生きる!
写真は我が家の愛犬マスタッシュ
犬種シーズー♂9歳 性格 きまじめ、子煩悩、女好き

我が家には同じ犬種のシーズー ♂3匹♀4匹が居る。
一時ブリーダーの真似事をしようとしたが、どうしても子犬に情が移り、
ペットショップに渡せず、知り合いの伝のみで分けていたので、
何匹か生まれた内の貰い手の無いまま手放せず成犬になりこの数になってしまった。

同じシーズーといっても容姿も性格もまるでバラバラである。
一般的には温厚、明るくお茶目となっているが間違いではないが、
飼う家庭環境でかなり個体差というか性格も違ってくる。

写真のマスタッシュ、家族の間ではマス、マス君、などと呼ばれている。
きまじめで、ボスになりたくて、子煩悩
牝犬が子犬を出産して一月もすると育児疲れでお乳をやる時意外は子供をほったらかしている。
どんなにピーピー泣こうが知らん顔。
こうなると、マスの出番である。自分の懐へ子犬を入れ、泣く子犬の
順番に舐め、子犬の排便の世話までして自分の食事の時、呼べば来るが
子犬が泣けば一目散に戻り、食事も我慢している。
母犬は食事に夢中である。(私を見ているようである、もちろんマス)

そんなマスタッシュであるが
一昨年の夏、お尻と太ももの間に小さなしこりが出来た。
獣医さんに聞くと「加齢を重ねた成犬には良くできる脂肪の塊」というので
一安心して様子を見ることに
ところがである秋には徐々に膨らみ外見からもわかる様になり、
獣医さんに「脂肪の塊ではなくヘルニアじゃないですか?」と私。
じゃー検査して見ましょう」と連れて行きいろいろ検査して
結果が出ると、なんと骨肉腫、犬の事ながら愕然としてしまった。
犬の加齢は人の4倍である、つまりこういう病気の進行も4倍。
夏から3ヶ月人で言う1年、あと持って3ヶ月と」
言葉が無かった、一番可愛がっていた妻の顔を見るのが辛い
ただじっと下を向きじっとこらえて唇を噛んでいました。      5/20日の書き込み

この時から必死の戦いが始まりました。
「もっと早く見つけて適切な処置をしてやっていれば」と
悔恨の思いを引きずりながら

この時症状は私の手のひらで作る、水を汲む時のお椀ぐらいでしたが
加速度的に大きくなっていきました。
その歳の暮れ頃にはソフトボールか小さめのメロンを半分に切って
くっつけたぐらいの大きさになりました。
今、思えばこの時の大きさがピークでした。

薬は獣医さんから「抗癌剤は延命の効果はあるが、副作用が
ひどく毛が抜け落ちたり、痛みがひどく見ていられないでしょう」と
言われたので使わず、俗に言う民間治療薬の代替薬で行く事に決めました。
「アガリスク」「フコイダン」「鮫肝油」効くと思われるもの必死で与え続けています。

「持って3ヶ月」の冬を乗り切り
マスタッシュ自身もお尻の大きなこぶにも慣れたのか動き回れるようになり
妻も「絶対、良くなっている!」「絶対、直る」と
獣医さんに定期健診に連れて行くと
  「・・・一時の小康状態です。」、、肩を落として帰り
 「もう、獣医さんに連れて行かない」と半べそ          5/21日の書き込み

 


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