つれづれなるままに
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2005/05/23(月) 生きる! 続き
 5月20日の続き

そんなこんなで、他のオス犬とボスの座を懸けて取っ組み合いの喧嘩をする
元気があるかと思えば、何日か、ただじっとうずくまり
小さく震えていると言う日を繰り返し発症以来2度目の冬を迎えました。

この冬を迎えた頃から
獣医さんから、言われていた(膨張し続けた患部の破綻)が
起き始めてきました。
人と比較して4倍の速さで成長、増殖しつづけた癌細胞。
詳しい事は判りませんが、癌細胞も細胞。
細胞を維持する為には栄養の供給が必要であり、患部内部の血管が必要ですが
あまりの速さの膨張増殖だった為、新生血管が作られず、
栄養不足と癌細胞自体、欠陥細胞だから、生まれ変わる事ができず
破綻をきたすそうです。

新生血管を作らせない事、それは癌細胞の増殖を食い止める、
有効な手段ですが、それはその後外科的処置と言う前提あってのことです。

マスタッシュにとってはゆっくり病気と向き合い。
完治は無理でも少しでも健康な細胞が増え、元気な姿でいて欲しいと願っていました。

ぱんぱんに腫れている患部はちょっとの事で傷つき、
血管と隔離された患部に載っている皮膚は傷つくと直りません。
これ以後の症状の事はこの日記ではむごいと思いますので書きませんが
進行は進んでいます。

こうなってから、知人や友人とこの犬の事を話した事がありましたが
何人かの意見に「もう、十分頑張ってきたのだから、楽にさせてあげれば」
・・・・・『もう、楽にさせて上げれたら』・・・・・・
友人の言葉は、私たち家族の事、犬の事、十分理解している友の言葉です。

今マスタッシュは自分から食欲を見せることはほとんどありません。
無理やり薬と一緒に口に押し込んで食事を取らせています。
食欲を自分の意志に任せたり、薬を嫌がるからと止めたら、
傷口から入る細菌で感染症か体力低下で直ぐに破綻するでしょう。

  「それでも、生きて欲しい」「一日でも長く」
元気な時、どの犬よりも立派な尻尾で折れんばかりに振り、
喜びを表現した尻尾も今は動きません。
でも反対に顔に表情が出ました。
特に眼が、眼で話かけているようです。
手が空いている家族のそばに来て、
まるで「体中痛むから、さすってくれ」と言ってるようです。
娘や息子がさすってやっても、痛みで硬直しているのか
硬くした体の力を抜き、スースーと気持ちよさそうに寝息を立て寝たりします。
家族が寝て、人の居なくなった部屋で、元気な時あれほどボスの座を懸けて喧嘩していた
一緒に生まれたオス犬(イッちゃん)が震えて寝れないマスタッシュに寄り添い、
心配そうに体を舐めてやっているのを深夜覗くと何度も見ました。
「ああ〜やっぱり兄弟なんだな」

縁あって私たち家族の下で生まれ育った7匹のワンコたち。
 どの子も大切な私たちの家族です。
 
友の意見も踏まえ、私に最良の方法とは!
答えは見つかりませんが、
  
    生きて生きて1日でも長く生き抜いて欲しい。


       誰に読んで欲しいとか、見てもらいたいとか
       では無いけれど書きました。
       自分自身に語り掛けたくて書いたのかも
       読んでいただいたなら、
       ありがとうございました。   5月23日

画像は子犬の時の写真


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