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2005/01/04(火)
猫猫子猫(ぇ)
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塾の帰り道に、道端にうずくまっている子猫を見かけました。 顔を覗き込んだら、目が両方とも開かなくなっていました。 咳き込んでいたので、どうやら風邪みたいで・・・ 思わず動けなくなってしまいました。 あたしの家では飼えないので、誰か飼ってくれる人がいないかと。 あたしは一人で2時間以上その猫の傍にいました。 途中で、おじさんが「飼います」って拾って行ってくれたので、あたしはひとまず帰宅しました。
ほんとにほんとに子猫で、小さくて。 背中に手を当てたら冷たくて、カタカタ震えてて、ゼーゼーと音がしました。 そうだよね。寒いよね。冬だもんね。 つらいよね。苦しいよね。 こんな街中に一人投げ出された小さな猫が、一体どういう風に生きていけばいいというのだろう。 生きる術もまだ知らないというのに。 人間が中途半端に育てたりしたから、人間のにおいで猫の世界にも戻れないというのに。 暖かい家庭で、美味しいご飯を食べていたのに、急に寒い暗い世界に投げ出されたあの子の気持ちがわかる?
人間は、勝手だ。 利己的で、何も考えない。 人間は偉いわけじゃない。人間が強いわけじゃない。 猫を含めた動物たちは、人間をどんな目で見ているのだろうか。 怒りや憎しみもいっぱいこもっているのだろうな。
ごめんね、本当にごめんなさい。 謝ったって許してくれないよね。 取り返しのつかないことしちゃってるもんね。
あの猫ちゃんの目が開いたら、あたしたち人間がどういう風に写るのだろう。 そう考えたらとってもやるせなくて。 そういいながら、猫を触った手を一生懸命洗っている自分が皮肉めいていて。
綺羅はずーっと泣いていました。 あたしの貰っているたくさんの“愛”が、あの子を含めたたくさんの動物たちに降ればいいのに。 分けてあげるから、幸せになってほしい。
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