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2004/10/04(月)
歴史のお話
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エジプトの宗教と言えば現在はイスラームです。そのことをご存知の方は多いと思いますがエジプトと言えばキリスト教、と言う時代があったことは意外と知られていないようです。 古代エジプト文明は約3000年間続きましたがその時は古代エジプトの神々を信じる宗教でした。その後、紀元前332年にギリシア系のアレキサンダー大王がエジプトにやってくるとギリシアの神様とエジプトの神様を合体させた新しい神様が生まれましたが基本的には古代エジプトの宗教のままでした。そして紀元前30年にエジプト最後の女王クレオパトラ7世が亡くなるとともにエジプトの王朝は滅びます。そしてローマの支配下に入り、ローマの神々が入ってきました。 そのあとキリスト教が生まれ、エジプトにも聖マルコが伝道にやってきて、キリスト教が広まっていきました。しかしローマでもキリスト教徒が迫害を受けていたようにエジプトでも彼らは迫害を受け沢山の殉教者を出しています。 313年にミラノ勅令が出されキリスト教が公認されると迫害はやみますが今度は641年にアラブ人がエジプトを征服しイスラームの時代がやってきます。そして現在もエジプトはイスラームの国です。
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