MIRAIのエジプト日記
カイロに暮らすメンバーの日記です。

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2004/11/21(日) 感想
全体的に見て、ショーとしてとても面白かったです。踊りも上手だし構成も見ていて飽きないような感じに工夫されている感じがしました。人数もいるので迫力もあるし良かったです。
ただ、難点を挙げるとすれば、綺麗に踊れすぎていて本来のエジプトのダンスらしいドロ臭さみたいな物が感じられなかったことです。勿論ステージに立つダンサーたちは練習に練習を重ね、洗練されていくからこそダンサーとして踊っていけるのだろうとは思うのですが…。
特に気に入ったのは1部目に出てきたダンサーです。バレエみたいに優雅に踊っていながら、バレエっぽい感じではなく、あくまでも田舎の農耕民から生まれた踊りの雰囲気を漂わせていたのがとても素敵でした。見ているとそこに畑があるように感じられるような踊りでした。何時間見ていても飽きないような気がしました。
あんなふうに踊れるようになりたいな。

2004/11/20(土) 演目 第2部
第2部
ベリーダンスとヌビア地方の踊り。6演目くらいありました。そのうち1つがオーケストラ演奏です。
最初にオレンジの衣装を着たベリーダンサーが一人出てきてその後、男性が何人か出てきました。トルコの民族舞踊でスプーンダンスと言うのでしょうか?それと同じような踊りを踊っていました。エジプトにもこういうのがあるのを知りませんでした。
次がネグリジェみたいな衣装で壺を持って踊る踊りです。その後またベリーダンサーが5人出てきてベールを使った踊りを3曲踊りました。演奏をはさんで今度はベールではなく大判の四角いスカーフを半分に折って三角形にして使った踊りと、最後にヌビアの踊りでした。
恐らく1部が下エジプト地方の踊りで2部が上エジプト地方の踊りと言うふうに分けたのだろうと思います。
プログラムのアナウンスが入った時に「○○地方の踊り」ではなく「ベリーダンス」と言っていたのが印象的でした。エジプトではベリーダンスはエジプトの民族舞踊の一つとして位置づけられているのかな???

2004/11/19(金) 演目 第1部
民族舞踏団なので基本的にフォークロアダンスです。イメージ的にはエジプトの民族舞踊はかなりベリーダンスに近い感じを持っていたのですが実際に見てみると近いものもあれば違うものもありました。公演が始まる直前にアナウンスが入ってプログラムを言ってくれるのですがアラビア語なので完璧には理解しきれませんでした。紙のプログラムはありませんでした。
第1部
アレキサンドリア地方の踊りとハッガーラ(田舎の踊りという事?)。6演目くらいありました。最初にタンバリン・旗・ジルを持った男の人、スーフィーダンスの男の人、女性数名が出てきて踊っていました。
その後は、ハッガーラのステップを多用した踊りが何種類かと歌手による歌などがありました。最後にサイディードレスを着た女性たちと棒を使った男性の踊りがあって休憩に入りました。
知っている曲などが使われていたりして思わず踊りたい気持ちになってしまいました(笑)。
女性の衣装が膝丈くらいのものが多くて意外でした。

2004/11/18(木) 見てきました
結局レダ舞踏団の公演は2回見に行きました。お値段がとっても安いのです。一番前のシートが一番高くて40エジプトポンド(1ポンド=約17円)。次が30,20,10ポンドと言う値段設定でした。初日の14日はお祭りの初日という事もあったのか(家族で過ごすので)かなりがらがらでしたが最終日の16日はまあまあ人が入っていました。ホール自体は恐らく800〜1000席くらいの大きさだと思うのですが半分くらい入っていたみたいです。
休憩を挟んで2部に分かれた構成でした。1部は21:50くらいに始まって約45分間。15分の休憩を挟んで2部目は22:50くらいに始まりこちらも約45分間です。日本のコンサートなどと同じで写真撮影は禁止となっていました。
張りきってたくさん撮る気でいたのに残念です。皆さんに写真を見せてあげられないのはもっと残念!!
続きはまた明日。

2004/11/16(火) マハムード・レダ
エジプトにはマハムード・レダが作ったと言う国立レダ民族舞踏団というフォークロアダンスの舞踏団がいます。
バルーンシアターと言う劇場みたいなものがカイロ市内にあるのですがこのシアターの周りにレダ舞踏団の看板が1ヶ月位前から掲げられていました。ここで踊りが見れるのかな〜と思ったのですがエジプト人の知り合いに聞いてみると「ラマダン中にやっているはずがない。ラマダン明けじゃないと見れないよ」と言われたのでいつ見れるのかとラマダンが明けるのを待ていました。
ラマダンが終わる前日くらいにシアターに様子を伺いに行くと受付みたいな人がいたので聞いてみました。するとラマダン明けのお祭りの3日間(14〜16日)しか行われないと言うではありませんか!!
早めに確認して良かったと思いながら早速14日の公演を見に行ってきました。そして今日最終日なのでもう一回見に行こうかな。

2004/11/15(月) ラマダン終了
エジプトでは今年のラマダンは13日で終了しました。ラマダンが終わったあとは「ラマダン明けのお祭り」です。今年は14〜16日までの3日間行われます。
お祭りの初日は朝に特別なお祈りがあるので7時くらいから大音響でお祈りの言葉が流れてきます。いま住んでいる家の近くに大きなモスクがあるのですが、起きるつもりがなくても目が覚めてしまうくらいの大音響です。
そして学校などはお休みになるので家族がみんなで集まって一緒に過ごしたりします。日本のお正月みたいに子供たちにお小遣いをあげたりもします。地下鉄の料金も割引になったりと楽しいことも多いのですがお休みを取るお店も多くなるのでやや不便になります。最近は開ているところも有りますが日本でも年始は何処も閉まってますので同じことです。ただしラマダン明けはイスラム歴でも9月なので本当の年明けではありません。

2004/11/14(日) 衣装屋 その3
このモハメッド・アリ通りの衣装屋はどうであったかというと、1軒はハーン・ハリーリで売っているお土産用とあんまり変わらない感じでした。もう一軒は日本の有名な某教室でも利用している所なので品物はきっといいのだろうと思うのですが、残念ながらデザイナーのマダムがいなくてその日は見せてもらうことが出来ませんでした。
このようにせっかくお店を探し出せてもオーナーや責任者になるような人が居ないと見せてもらえない事もあるので注意が必要です。
この他にもわりと有名らしい衣装屋を見つけましたがそこは街中から離れていてやや行きづらいです。そしてデザイナーがいないと見せてもらうことができないので事前の予約が必要です。
こういったいろいろなことを考えると、いつでも開いていて場所も行きやすいという事で、結局ハーン・ハリーリが一番買いやすいような気がします。
カイロの有名なホテルやディナークルーズなどで踊っているダンサーたちの中にはお抱えの仕立て屋さんがいる場合もあり、踊っているのを見て「あれと同じ衣装が欲しい!」と思ったとしても、購入は難しいようです。

2004/11/13(土) 衣装屋 その2
ハーン・ハリーリは玉石混淆なので自分しだいといった感じなのですが、では、エジプト人お勧めの衣装が買えるというモハメッド・アリ通りはどうなのかというと…。
この通り自体は結構大きな通りで、行く前にはショーウィンドウが有って衣装が飾ってあったりするのかな〜というイメージを持っていたのですが、いざ行ってみるとショーウィンドウなんてものはまったくなく、衣装屋らしいものは一軒も目に付きませんでした。幸いなことに2軒ほど予め住所を調べていたのでその住所を頼りに探し出すことができました。でも、本当に「探し出す」といった感じでその辺の人に道を聞いて…というように結構大変でした。これらのお店はきちんとした店構えをしているわけではなく、アパートの一室を工房兼ショップにしているような感じです。ドアの前にも特に看板があるといった訳ではないので外から見るとまったく普通のアパートの一室なのです。恐らく、私が見た店以外にもお店があるのではないかと思うのですが詳しい住所がわからないと探し出せなさそうです。
もしお店を知っている方、いらっしゃいましたら住所を教えてください。

2004/11/12(金) 衣装屋
いまさらですがエジプトはベリーダンスの本場です。当然衣装なども売っていますし、勿論日本で買うよりも安く種類も豊富です。しかしこんな良い事尽くめなのかというと、そういう訳でもなく、買う場所を探すのがなかなか困難なのです。
現地の人に何処で買ったら良いのか聞くと、たいていの人は「ハーン・ハリーリはやめてモハメッド・アリ通りで買いなさい」と教えてくれます。確かにハーン・ハリーリに行くと余るほど売っているのですが一般的に売られているのはお土産用の物になります。しかし日本でも結構有名らしい衣装屋などもあるのでハーン・ハリーリも捨てたものではないと思うのですが、それを現地の人に話しても「信じられない」という顔をされてしまいます。そしてこれらのお土産用の衣装はお値段もぐっとお手ごろです。買う気が無いのであんまり値段を聞いたことがないのですが恐らく7〜8000円くらいか、値切ればもっと安くなるかもしれません。今度調べてみよう。

2004/11/10(水) ライラ・アルカドル
日本語に訳すと「力の夜」です。ラマダンの後半のある一夜のことを言います。聖なる夜とされ、どの日かは特定できないのですがラマダンの最後の10日間のうちの奇数日の夜とされています。この最後の10日間はいつも以上に祈りに時間を費やし、聖なる夜を探します。その中でも27日であることが最も多いと信じられています。
元々、ラマダン月に断食をするようになったのは預言者ムハンマドが断食をしたあとに天使からコーランを授かった、という事から始められるようになった習慣なのですがこの聖なる夜にコーランが下ったと考えられています。
この夜は1000ヶ月にも匹敵する祝福された夜とされ、一年で最上の夜でもあります。またこの夜には天使と聖霊が天下り、夜明けまで地上に平安がみなぎるとされています。
昨日の夜がこのライラ・アルカドルで、夜のお祈りの時間を知らせる呼びかけの後もしばらくの間お祈りの言葉がモスクから聞こえていました。3、4時間くらい続いていたでしょうか。
静かに流れてくる音楽のようなそのお祈りは「聖なる夜」といった雰囲気をかもし出していました。

2004/11/07(日) 習いたいけど…
習いたいと思っている楽器があります。タブラとミズマール(ラッパみたいな笛)です。しかしこのシタデルでの演奏を見ていてきずいたことがあります。
初め、舞台の前方中央にマイクが1台置いてあり、それぞれの楽器の見せ場みたいなのがあったときに奏者が前に出てきてマイクに音を拾わせていたのですが、タブラとミズマールのときはマイクをかたずけていました。つまり、マイクがなくても良いほど大きな音が出るという事です。という事は、練習するときにもかなり大きな音が出て近所迷惑ということです…。
実はタブラは今回エジプトに戻ってきてすぐに購入したのですが
練習しようにも音が気になって封印した状態になってしまっています(笑)。
ミズマールはまだ買っていませんが、これを買っても結局封印する運命にあるのかなあ。
写真は同じくシタデルで行われたものを見に行って撮ったものです。3人のミズマール奏者と太鼓の人です。多分この太鼓はタブラ・バラディと呼ばれるものだと思うのですが訳すと「エジプトの太鼓」かな?

2004/11/06(土) スーフィーダンス その2
ちなみにスーフィーダンスともダルウィーシュダンスとも言います。
さてシタデルで行われたものなのですが時間は全部で1時間30分くらいでした。最初に楽隊が出てきてアラブ音楽を演奏してくれます。楽器はタブラ、ミズマール(ラッパみたいな笛)、ナーイ(横笛)、リク(タンバリン見たいの)、ラバーバ(弦楽器)、フィンガーシンバルだと思います。楽器もそれぞれの見せ場みたいなコーナーがあったり、人が入れ替わったりと結構面白いです。その後、4人くらい踊る人と回る人が1人出てきて、これでもかと言うくらい回り続けます。これで終わりかと思いきや今度は3人の回る人が出てきて回り続けます。
見ているほうも目が回りそうなくらいでした。
写真は最後の3人回る人がいるときに撮ったものです。

2004/11/05(金) スーフィーダンス
スーフィーと言うとトルコのメブラーナ教団が有名ですが教団よりもその独特のグルグルと何十分も回り続ける踊りのような修行方法の方がもっと有名なのではないでしょうか。本来はイスラム神秘主義において、神との合一を得るためおこなわれる行為でありその方法も様々なようです。
エジプトでは観光化されているものもあり、ディナークルーズ船などでも見ることができます。あとはモハメッド・アリ・モスクのあるシタデルと言うところでも定期的に催しを行っていて見ることができます。
グルグル回る踊り、と聞くとたいした事なさそうに聞こえるのですがこういったところで踊られるものは、衣装なども派手な色使いでショウアップされていて、見ていて面白いです。
モハメッド・アリ・モスクで行われているものを見に行ってきましたので続きは明日。

2004/11/02(火) 2季
気が付けば、もう11月ですね。北海道では初雪が観測されたところもあって、すっかり冬が近づいて来ているようですがエジプトはまだまだ暑いです。
10月に入ってすぐ、気温が急に下がったのですが1週間くらいするとまた気温が上がってきて今もその状態が続いています。真夏ほどの暑さではないけれど、日中はまあまあ暑いです。北海道の人なら夏と感じることでしょう。本当は11月に入ればこちらも冬到来のはずなのですが…。そういえば去年も異常気象とかで結構いつまでも暑かった様な記憶があります。
エジプトでは夏の暑い期間が6ヶ月間、冬の寒い期間が3ヶ月間と言います。残りの3ヶ月は不安定な期間です。
エジプトの季節の変わり方というのは日本の春や秋のような徐々に暖かくなるとか寒くなるという事もありますが、たいていの場合はあるとき急に、朝目覚めると暑くなっていたリ寒くなっていたりします。唐突に冬と夏が入れ替わります。そしてこの急に切り替わる時期が不安定な3ヶ月の間に起こります。
こんなふうに気温が変わるのでこの時期は風邪をひいているエジプト人も多く見かけます。


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