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2004/11/10(水)
ライラ・アルカドル
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日本語に訳すと「力の夜」です。ラマダンの後半のある一夜のことを言います。聖なる夜とされ、どの日かは特定できないのですがラマダンの最後の10日間のうちの奇数日の夜とされています。この最後の10日間はいつも以上に祈りに時間を費やし、聖なる夜を探します。その中でも27日であることが最も多いと信じられています。 元々、ラマダン月に断食をするようになったのは預言者ムハンマドが断食をしたあとに天使からコーランを授かった、という事から始められるようになった習慣なのですがこの聖なる夜にコーランが下ったと考えられています。 この夜は1000ヶ月にも匹敵する祝福された夜とされ、一年で最上の夜でもあります。またこの夜には天使と聖霊が天下り、夜明けまで地上に平安がみなぎるとされています。 昨日の夜がこのライラ・アルカドルで、夜のお祈りの時間を知らせる呼びかけの後もしばらくの間お祈りの言葉がモスクから聞こえていました。3、4時間くらい続いていたでしょうか。 静かに流れてくる音楽のようなそのお祈りは「聖なる夜」といった雰囲気をかもし出していました。
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