MIRAIのエジプト日記


MIRAIのエジプト日記カイロに暮らすメンバーの日記です。

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最新の絵日記ダイジェスト

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	2005/04/30(土) シナボン

最近エジプトで流行っているものの一つにシナボンがあります。皆様ご存知の、シナモンロールに砂糖コーティングがしてある甘～い菓子パンです。
日本でも何年か前に流行っていたような気がするのですが、エジプトでは最近流行っているようで似た様なものがいろんなところで売っています。勿論本物のシナボンのお店もあります。
こういったお店はエジプトの中では比較的おしゃれなお店になるので若いカップルのデートスポットになります。気軽にお茶でも飲みに行こうか、と言う感じではなく、今日はシナボンに行くぞ!!見たいにちょっと気合を入れていくところ、という感じが強いです。
お値段は日本とあんまり変わらないと思います。味は強烈に甘いのを想像してたら思ったよりも甘さ控えめで結構美味しかったです。
ところで話は変わりますが２９日から夏時間になりましたので日本との時差は６時間になります。

	2005/04/24(日) 粒

こちらのスーパーでもそのときによってセール品が出ます。ただし、日本のように毎日のように品が変わると言うわけではなく大体半月単位のサイクルで変わっていきます。
今日、買い物に行ったらスウィートコーンの缶詰を安くしていました。売り場の前にエジプト人の女性２名がいてなにやら迷っているようだったので、メーカーはどうでも良い私は横から手を伸ばしてその安くなっている缶詰を取ったら、その２人が去って行く私にわざわざ声をかけてきました。そして「この中に入っているコーンは粒は大きいの？それとも小さいの？」と質問してきました。缶詰の中のコーンの粒の大きさなんてどうでもいいような気がするのですが、彼女たちはいたって真剣に聞いてきました。私は粒の大小があった事すら知りませんでしたので、とても驚きました。そのメーカのものは初めて買うので「知らない」と答えると、とても残念そうでした。そしてまた悩みの世界に入っていったようです。
基本的にエジプトの人は大雑把な人が多いと思っていたのですが意外なところで神経質なのかもしれませんね。

	2005/04/21(木) 乗り合いタクシー

こちらには、乗り合いタクシーがあります。バスのように路線が決まっていて、その路線上であればどこでも好きなところで乗り降りできます。また、バスだと座れないこともありますが乗り合いタクシーだと基本的に必ず座れます。
「基本的に」と言うのは、混んでいる時間帯だと、無理やりドアのところにしがみつくように乗る人がいるからです。車はバンのサイズになりますので日本ならシートが３列あって、運転手を入れて９人乗りくらいの大きさです。ですがこちらでは座席が改造してあってシートが４列あります。そこにびっちり座ると１３人は座れます。
昨日も、この定員をオーバーして乗ってきた人達がいました。学生でしたが４,５人ドアにしがみつき、しかも友達どうして押し合いへし合い。お腹までくすぐりだす始末。そんなことしたらつかまっている手を離してしまうんじゃないかと、見ているこちらが心配になってしまいました。

	2005/04/06(水) 花粉症!?

日本はそろそろ花粉症の時期ですね。今年は花粉の量が多いそうで例年の２０～３０倍に達すると予測されているそうです。北海道にはスギ花粉の人は少ないのですが,白樺花粉など他の花粉がアレルゲン（アレルギーの原因になる物質）の花粉症の人がいます。
実は私がこの杉以外の花粉症らしく、はっきりと何がアレルゲンになっているのかは調べたことがないのですが、この時期は眼が痒く、鼻水が出たりと大変辛いです。
ここ、カイロでは去年は何事もなく快適に過ごせたので、アレルゲンになる花粉はないのだろうとすっかり安心していたのですが、なんと今年に入っていつもの症状が…。
どうも砂嵐が運んでくる砂の中にアレルギーの原因になる様々な物質が付着しているらしいのです。それは必ずしも花粉とは限らずマンガン、亜鉛などの金属を砂が含んでいるためそれらに反応する可能性もあるんだとか。

	2005/04/05(火) 寒い

今年の冬は全体的に寒かったのですが、４月になっても例年より寒い日が続いています。しかし、突然３０度を越える日が２日くらいやってきたりと暑くなることもあります。なかなか気温が安定しませんが、本当に夏になると連日暑いので、もう少しこの過ごしやすい気候が続く方が本当は都合がいいです。
北海道の夏は特に短いので、夏が待ち遠しいと言う人が沢山いると思いますが、こちらエジプトではその逆で、夏が来るのを「嫌だなあ」と思っている人が沢山います。
カイロ市内はまだ良いほうですが、もっと南のアスワンなどに行くと４０度を超えるようなこともあるので、夏は嫌われています。
常夏のイメージのあるエジプトですが、冬は以外に寒くなり、ストーブが手放せませんし、外を歩くときは綿入りのコートなど、厚手のものが必要です。
こちらでは売っていませんが、ホッカイロが活躍するようなこともあります。

	2005/04/04(月) 同じ？

ハーンハリーりで衣装のオーダーをしました。最初に１着作って、それと同じものを何着か追加でオーダーをしました。エジプトでは、何事も思ったとおりにできてこないので、最初に注文したこの１着を見本のためにお店に預けて、「まったく同じもの」で丈などを少し長めに注文しました。
先日、やっと出来上がってきたのですが、案の定サイズはまちまちだしデザインも、わざわざ見本を置いていったにもかかわらずなぜか違うデザイン。さらには追加分は、一度に注文したのに、その中にも異なったデザインのものが含まれていました。
エジプトでは「同じ」の範囲が広いようで、彼らに違うから替えて!!と言っても通用しません。
「どうして違うデザインになってるの？」と聞いたら「知らない」だって…。
注文などするときは、こちらもかなりアバウトに考えていないと自分がいらいらするだけです。物を一つ頼むだけでもなかなか忍耐がいります。

	2005/04/01(金) 砂嵐

エジプトにはハマシーンと呼ばれる砂嵐があります。大体２～５月くらいの間にやってくる黄砂のようなものです。ハマシーンと言うのは「５０」という意味からきていて、１年の５０日くらいの期間にこの砂嵐がやってくると言われているからです。ただし実際には冒頭にも書いたように３ヶ月くらいの間のあるとき、突然やって来ます。
まさに黄砂のような感じなので、何日も続くことはまれです。ただし、ひどい時には空港が閉鎖になったりします。それ以外でも、風がすごく、砂が舞っているので目を開けているのも大変です。ゴーグルか水中眼鏡でもかけて歩きたいくらいです。
こんなときには顔面まですっぽり覆うスカーフが羨ましいですし、また大変実用的でもあることを思い知らされます。
今日の天気予報はただ一言、「砂」と書いてありました(笑)。